Gary-Nevile(C)GettyImages

「クビになるような犯罪ではない」。ネヴィル氏が週末の試合で起きたVARの失態で審判を擁護

イングランドのレジェンドであるギャリー・ネヴィル氏は、週末の試合で起こったVARによる失態を「クビになるような犯罪ではない」と擁護した。

30日にプレミアリーグ第7節が開催され、リヴァプールとトッテナムが対戦。試合は26分のカーティス・ジョーンズの退場で数的優位となったトッテナムが、36分にソン・フンミンのゴールで先制。一度は追いつかれたが、後半ATの96分にペドロ・ポロの折り返しがジョエル・マティプのオウンゴールを誘発し、劇的な決勝点でトッテナムが勝利を手にした。

この試合では審判の判定がよりフォーカスされることに。特にオフサイドの判定で取り消しとなった30分前後のルイス・ディアスのゴールに関して誤審ではないかと現地メディアで物議を醸した。その後、プレミアリーグやフットボールリーグなどの審判に関する独立組織『Professional Game Match Officials Limited (PGMOL)』が声明を発表。「明確かつ明白な事実誤認」と、この判定がゴールであったことを認めて謝罪をする運びとなっていた。

この問題についてネヴィル氏は自身のSNSを通してVARに関する冷静な議論を呼びかけ、ミスを犯して処分を受けることになった2人の審判を擁護した。

VARのミスは本当にひどかった。しかし、私たちは皆、より迅速な判定を求めており、彼らは判定にスピードを要求されていたと思う。スピードは不正確さを引き起こすし、今こそバランスを見直す必要がある」

「2人の審判は次の試合から外された。今朝の彼らの気持ちを想像してみてほしい。彼らは人間なんだ。このようなミスには結果が伴うべきだが、私見では2、3試合の出場停止で十分すぎる。退場に対する出場停止処分のようなものだ。どう考えてもクビになるような犯罪ではない」

VARによる失態にこそ触れながらも審判団への思いも口にしたネヴィル氏。今回の一件は、今後どのような影響を与えていくだろうか。

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