エヴァートンは、デイヴィッド・モイーズ氏の新監督就任を発表した。
プレミアリーグ創設以降、一度も降格せずにトップリーグで戦ってきたエヴァートン。しかし近年は毎シーズンのように残留争いを強いられ、今季も19試合を終えて勝ち点17の16位に沈んでいた。降格圏と1ポイント差と厳しい戦いを強いられていた中、9日にはショーン・ダイチ前監督の解任を決断している。
後任人事に注目が集まっていた中、エヴァートンは11日にモイーズ氏が新監督に就任することを発表。2年半の契約を結んだ。
プレストンで指導者キャリアをスタートさせたモイーズ氏だが、2002年にエヴァートンの指揮官に就任。11年間同クラブを指揮し、2004-05シーズンには4位フィニッシュ、2008-09シーズンはFAカップ準優勝など、見事な手腕を発揮した。その後はマンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダ、サンダーランドを経て、2度ウェストハムを指揮。昨シーズン限りで退任し、フリーの状況が続いていたが、12年ぶりの古巣復帰となった。61歳指揮官は、クラブ公式HPで喜びと意気込みを語っている。
「エヴァートンでの11年間は素晴らしく、成功に満ちた時間だった。この偉大なクラブに再び加わる機会をもらった時、私が躊躇することはなかった。今、我々はグディソンとすべてのエヴァトニアンに、この重要なシーズンで選手たちをサポートしてもらう必要がある。そうすることで、プレミアリーグクラブとして素晴らしい新スタジアムに移ることができるんだ」


