クリスタル・パレスのエベレチ・エゼが、チェスの大会で優勝したようだ。『BBC』が伝えた。
現在26歳のエゼは、2016年にQPRでプロキャリアをスタート。ウィコム・ワンダラーズでのプレーを経て、能力が開花すると、2020年にはクリスタル・パレスと5年契約を締結。今季のリーグ戦では30試合に出場して4ゴール、8アシストを記録するなど、10番としてチームの勝利に貢献している。
先週末にはウェンブリーでのアストン・ヴィラ戦でゴールを決めて3-0の勝利に貢献し、マンチェスター・シティとのFAカップ決勝進出を決めたエゼだが、なんと『Chess.com』が主催する4日間のアマチュアチェス大会で優勝し、賞金2万ドル(約300万円)を獲得したようだ。この大会には12人の有名コンテンツクリエイターとアスリートが参加し、決勝でアメリカのYoutuberであるSapnapを破ったとのことだ。
エゼはかつてのチームメイトであるマイケル・オリーズからチェスを教わった後に本格的に始め、クラブの練習場で彼とよく対戦していたとのこと。2023年には「マイケルが入ってくるまでチェスを学んでいなかった。彼と僕の兄弟が僕にプレイの仕方を学んで彼らと対戦するよう促したので、そのときに僕はゲームの勉強を始め、最高のチェスオープニングなどのYouTubeビデオを見るようになった」と語っていた。
エゼはストリーミングサービスの『Twitch』でライブ配信された決勝で2-0の勝利を飾り、クリスタル・パレスは『Chess.com』によるエゼの勝利発表を引用して「彼は何でもできる」と投稿して話題となっている。



