アーセナルは今夏、マンチェスター・シティからバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍しているジョアン・カンセロの獲得レースへに興味を示しているようだ。『エクスプレス』が伝えた。
現在28歳のカンセロは、2019年にユベントスからマンチェスター・Cへ加入。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、“カンセロ・ロール”と称された偽サイドバックとして自身のポジションを確立し、昨季まで多くの試合に出場した。今年の初めには買取オプション付きのレンタル移籍でバイエルンへ。ここまで12試合に出場し、現在はチームの主力としてプレーしている。
そんな中、バイエルンは6200万ポンドに設定されているカンセロの買取オプションを行使しない模様。ただ、先日のチャンピオンズリーグ準々決勝でマンチェスター・Cのサポーターからもブーイングを浴びており、復帰についても少しばかり疑問符が付く状況となっている。『90min』の報道によれば、マンチェスター・Cも来シーズンにカンセロを戻すつもりはないと伝えており、来季の移籍先が注目される。
そこで名乗りを上げそうなのが、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルだ。今季、オレクサンドル・ジンチェンコとベン・ホワイトがサイドバックを担う中、その両方で活躍できるカンセロは願ってもない補強となる。アルテタ監督は、2019年にカンセロをマンチェスター・Cで指導した経緯もあり、現在の戦術的なシステムにすんなり入っていける選手としても獲得を熱望しているようだ。
もともとバルセロナなどが獲得を目指すと伝えられていたカンセロ。昨季もマンチェスター・Cから二人の選手が加わったこともあり、アーセナルは獲得レースに参戦すればうまく競争を進められる可能性がありそうだ。


