アーセナルOBのイアン・ライト氏は、以前にデクラン・ライスに対してアーセナル移籍の説得を試みていたようだ。
ウェストハムの下部組織からトップチームで台頭したライスは、これまで公式戦245試合に出場。2019年にデビューしたイングランド代表でも、24歳ながら43キャップを積み重ね、プレミアリーグ屈指の選手としての地位を確立してきた。
そんなライスは、ウェストハムとの契約が2024年までとなっていた中で今夏の移籍が濃厚となると、アーセナルとマンチェスター・シティの争奪戦に。最終的に推定移籍金1億500万ポンド(約190億円)でアーセナルへの移籍が決定している。
そしてこの移籍には、アーセナルのレジェンドの助けもあったのかもしれない。クラブ2位の得点数を誇るライト氏は、ポッドキャスト『Wrighty's House』で今回の移籍に言及。3月のEURO予選を前にイングランド代表のキャンプを訪問し、そこで声をかけたことを明かしている。
「イングランド代表のキャンプに行ったとき、みんな私が彼のことを口説いたと言っていたね。その通りだよ! 文字通り、彼に懇願したんだ! 私はクラブのために働いているわけではなく、アーセナルのファンなんだ。僕は『君とサカを見てよ。一緒にいると最高にクールだね』と言ったんだ。本当に興奮したんだ」
ライト氏は、いかなる場面においても仕事上はアーセナルに関わっていないとする中で、1人のファンとしてライスにお気に入りのクラブに来てもらいたいとアプローチしたようだ。


