アーセナルのアカデミディレクターであるペア・メルテザッカー氏は、マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアン獲得レースにおいてクラブが「良いポジション」にいると考えている。
10日、ギュンドアンの所属するマンチェスター・Cは、イスタンブールでインテルに1-0の勝利を収め、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。欧州制覇はマンチェスター・Cにとって初の栄冠となり、国内リーグとカップ戦を含めても歴史的な3冠を達成することになった。
そんな最高のシーズンを過ごしたギュンドアンだが、今夏にマンチェスター・Cとの契約が満了するとあって次なる進路が注目されている。現段階ではバルセロナや母国ドイツのドルトムントが獲得を狙っていると伝えられ、マンチェスター・Cも新契約を結ぶことを望んでいるとされる。
ただ、ここで口を開いたのが、アーセナルOBで現在はクラブのアカデミーディレクターを務めるメルテザッカー氏だ。元ドイツ代表DFは『ZDF』の取材に対し、ギュンドアンが今後数週間で決断する可能性を語りつつ、ミケル・アルテタ監督がプレーメーカーを獲得しようと努力していることを明かした。
「(いくつかの)クラブは順番待ちしていると思う。その中でアルテタは彼を知っているし、おそらく連絡を絶っていないから、我々は良い位置にいるんだ。彼はまずすべての状況を理解してから、4つのクラブの中から選ぶと思うよ」
CL決勝後、「まだ自分の将来について最終的な決断をしていない」と語ったギュンドアン。攻守に貢献するプレーメーカーは、どこのチームを選ぶことになるのだろうか。


