アーセナルOBのデビッド・シーマン氏は、ミケル・アルテタ監督のGK起用法について語っている。
今夏の移籍市場で、ブレントフォードからスペイン代表GKダビド・ラヤを獲得したアーセナル。すでにイングランド代表GKアーロン・ラムズデールがいる中での補強に驚きの声も上がっていたが、17日のエヴァートン戦(1-0)後にアルテタ監督は「なぜ(GKを交代)してはいけないんだい?」と語りつつ、2人のGKを併用すること示唆していた。
そしてアルテタ監督は開幕から4試合連続でラムズデールを先発させた後、続くチャンピオンズリーグやトッテナムとの大一番など3試合でラヤを起用。さらに27日のカラバオ・カップ3回戦ブレントフォード戦(1-0)では、再びラムズデールにゴールマウスを託している。
指揮官の決断について、現役時代にアーセナルで活躍したシーマン氏は『デイリー・メール』の取材で「困惑している」と自身の見解を口にした。
「ミケルは全員が試合に出られるようにすると話した。そして、彼はそれを実行している。その結果がどうなるかは待ってみないとわからないが、昔の私だったらこれに賛同しなかっただろう。ピーター・シュマイケルも反対しただろうね!でも、20年前とは違う。サッカーは変わったし、ミケルは新しいことに挑戦している。うまくいくかはわからないが、アーロンがベンチに残されることは正直不可解だ」
「アーロンは昨シーズン、素晴らしい活躍を見せた。プレイヤーズ・チーム・オブ・ザ・シーズンのGKにも選ばれたし、それだけ優秀だった。それが今シーズンに入り、5試合のみだ……。彼にとってはかなりショックだろう。でも、彼はそれを乗り越えなければならない。そしてミケルもそれに対応し、アーロンを満足させなければならない。経験豊富なGKをもう一人獲得したことが、このような事態を招いてしまったんだ」


