FIFA(国際サッカー連盟)は8日、今夏の移籍市場におけるレポートを発表。プレミアリーグが再び市場を席巻している。
6月1日から9月1日までのデータ集計において、選手獲得のために最も金銭を投じたのは、やはりプレミアリーグを開催するイングランドだった。今夏、移籍金として19億8000万ドル(約2900億円)を投じたイングランドの各クラブは合計で449選手を獲得し、514選手を放出。売却収入で得た額は9億5600万ドルだった。
そして2番目の補強費用を費やしたのは、サウジアラビア。同国の市場はFIFAの集計期間より6日長く開いていたために暫定的な数字ではあるが、9月1日までに8億7500万ドル(1300億円)を投じて201選手を獲得し、106選手を放出。売却収入は1570万ユーロだった。
プレミアリーグ、サウジアラビアに続くのはフランス(選手獲得費用8億5900万ドル)、ドイツ(7億6200万ドル)、イタリア(7億1100万ドル)で、過去に隆盛を極めたラ・リーガを開催するスペイン(4億500万ドル)は6位までに後退。スペインはラ・リーガ所属クラブの半分以上が倒産法を適用した過去から厳しいサラリーキャップ制度を敷いており、その影響を感じさせることになった。
最も多くの選手獲得費を投じた上位6カ国の各データは以下の通り。
1位イングランド
選手獲得費用:19億8000万ドル
選手売却収入:9億5600万ドル
獲得選手数:449人
放出選手数:514人
2位サウジアラビア
選手獲得費用:8億7500万ドル
選手売却収入:1570万ドル
獲得選手数:201人
放出選手数:106人
3位フランス
選手獲得費用:8億5900万ドル
選手売却収入:8億8700万ドル
獲得選手数:327人
放出選手数:409人
4位ドイツ
選手獲得費用:7億6200万ドル
選手売却収入:11億1000万ドル
獲得選手数:313人
放出選手数:356人
5位イタリア
選手獲得費用:7億1100万ドル
選手売却収入:8億8600万ドル
獲得選手数:298人
放出選手数:342人
6位スペイン
選手獲得費用:4億500万ドル
選手売却収入:5億5800万ドル
獲得選手数:330人
放出選手数:558人
