プレミアリーグ第25節、サウサンプトン対チェルシーが20日にセント・メリーズ・スタジアムで開催された。
泥沼のリーグ6連敗となっている13位サウサンプトンと、トゥヘル新体制のリーグ5戦で4勝1分けの4位チェルシーが相まみえた。サウサンプトンの南野拓実は加入後3試合連続先発となり、引き続き左ウイングとしてピッチに立った。
試合は序盤からボールを保持したチェルシーが相手を押し込み、サウサンプトンがカウンターで勝機を見出そうとする。しかし、チェルシーはアタッキングサードで効果的な攻撃を仕掛けることができず、一方のサウサンプトンもなかなかボールを前へと運べない。
徐々に劣勢となったサウサンプトンだが、そんな中で南野がワンチャンスをモノにする。レドモンドのスルーパスから見事なファーストタッチで相手センターバック間を破った南野がゴール前へと抜け出す。対応に戻ったDFアスピリクエタをシュートフェイントでいなした南野は、これでGKの態勢が崩れたところを見逃さず、最後は冷静に右足アウトサイドでシュートをゴールへ流し込んだ。
本拠地初ゴールを決めた南野の移籍後2発目で先制したサウサンプトンは、ハーフタイムにかけて再び押し込まれるも、リードを保ったままハーフタイムへ。それでも、迎えた後半にはチェルシーが反撃。54分にイングスに倒されてPKを得たマウントが、自らこのチャンスを沈めて、1-1のタイスコアに戻す。
終盤にかけてはサウサンプトンも応戦。71分には左サイドのクロスからヴェステルゴーアがクロスバー直撃のヘディングシュートでゴールへ迫る。逆にチェルシーは73分、ボックス右角のマウントがゴール左を捉えるシュートを放つが、GKマッカーシーがファインセーブでゴールを許さない。
結局、試合はそのまま1-1で終了。77分にベンチへと退いた南野は最後まで守備も含めて献身的に動き、チームの連敗をストップさせるドローに大きく貢献した。一方のチェルシーは、リーグ戦連勝が4試合で止まっている。
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