スペイン『as』のルイス・ニエト記者は、プレミアリーグとラ・リーガの“格差”について持論を展開した。
25日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節で、チェルシーと敵地で対戦したバルセロナ。27分にオウンゴールで失点すると、44分にロナルド・アラウホが退場となって数的不利に陥る。すると後半に2失点を許し、0-3で完敗を喫した。
今季のCLでは、バルセロナの他にレアル・マドリー(vsリヴァプール:0-1)、アトレティコ・マドリー(vsリヴァプール:2-3、vsアーセナル:0-4)、ビジャレアル(vsトッテナム:0-1、vsマンチェスター・シティ:0-2)とラ・リーガの4チームがいずれもプレミアリーグ勢に敗戦を喫している。計9試合の結果は、1勝8敗となった。
豊富な資金力を武器にスター選手を揃えるイングランドトップリーグについて、ニエト記者は「カネがすべてではないが、近い所まできている」とし、以下のように持論を展開した。
「格差だ。プレミアリーグで最も放映権収入が少ないクラブすら、ラ・リーガで3位のアトレティコを上回る。イングランドに置き換えると、バルサとマドリーですら中位になる。今月、サラリーキャップ(1クラブあたり6億5000万ユーロ~7億ユーロ)の導入を巡る議論が投票にかけられた時、プレミアリーグ勢は選手たちの支持を得て断固たる姿勢を貫いた。これは“ビッグ6”とその他クラブの格差拡大を防ぐためであった。その結果として、緩やかな財政管理が決まっている。収入の85%以上を給与に充てることは認められない。他のヨーロッパでは、この数字は70%だ」
「順位表だ。あの合意を見れば、CLリーグフェーズの順位表が理解できる。プレミアリーグ勢6チームすべてが16位以内に名を連ねている。プレミアリーグの放映権収入はラ・リーガのほぼ2倍に達し、この不均衡を部分的に説明している。シティ、チェルシー、ニューカッスルといったクラブは、マドリーやバルサ、バイエルンといった歴史あるクラブと比べて獲得したタイトル数やファンベースがはるかに劣るにも関わらず、巨人へと変貌を遂げた」
そして、アトレティコの株式過半数の売却やレアル・マドリーに少数株主が参入することも「自己防衛の手段としては機能するが、十分ではないかもしれない」と指摘。そのうえで、移籍市場でも大きく遅れを取っているとしつつ、「ビッグイヤーを掲げるには、英雄的な何かが必要になりそうだ」と広がる“格差”を嘆いている。
