前ポルトガル代表監督のフェルナンド・サントス氏が、昨年のワールドカップ(W杯)でFWクリスティアーノ・ロナウドのスタメンから外したことをキッカケに口をきかなくなったことを明かした。
両者が口をきかなくなったキッカケとなったのは、昨年のW杯のラウンド16で行われたスイスとの一戦。サントス氏は、グループリーグの3試合で1ゴールしか挙げることができずに調子の上がらなかったC・ロナウドをスタメンから外す決断を下した。結果、その試合は代わりに出場したゴンサロ・ラモスのハットトリックなどもあり、6-1で大勝。だが、ポルトガルは準々決勝でモロッコに敗れ、大会を去ることになった。
そして、カタール大会直後に解任されたサントス氏は、この決断が二人の関係に影響を与えたと『A Bola』に明かした。
「カタール以来、彼とは話をしていない。試合当日の朝、出場しないこととその理由を説明しにいったら、誤解されたんだ。私の方からすれば関係は変わっていないし、彼は私にとって息子のような存在であり続けている」
ただ、サントス氏は「彼は世界最高の選手だ。だが、彼にはキャリアの中で非常に困難な時期があった。2022年の後半、彼はひどい6カ月を過ごした。その瞬間、彼は本当に影響を受けた。彼は波に乗れていなかった。戦略的な問題だったんだ」と、決断が間違っていなかったと主張。当時のC・ロナウドは苦しんでいたと見解を明かしている。
