ドーピング検査で陽性で確認されたユヴェントスMFポール・ポグバの今後について、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が分析している。
昨季はケガに苦しみ続け、公式戦161分の出場にとどまったポグバ。挽回を期する今季は開幕戦こそベンチに座ったが、第2節と第3節は途中出場でピッチに立っており、今後の活躍に期待が高まっていた。
しかし8月20日のウディネーゼ戦(3-0)後に実施されたドーピング検査で、尿から合成テストステロンが確認された模様。11日に選手やクラブへ結果が通達されたようだ。受け取った結果の再分析には3日間の猶予が与えられたという。
そして『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ポグバの将来について考えられる4つの可能性を指摘。再分析の結果を受け、司法が介入することになると伝えた。
ポグバは近いうちに当局の取り調べを受けることになり、違反が確認された場合は4年間の出場停止処分が課される可能性がある模様。意図的な摂取ではないと証明できれば、期間は2年間になるという。さらに過去の複数選手の例から、処分軽減について調整していくことも可能のようだ。しかし、ポグバ側が可能性を認めて異議を申し立てない場合、出場停止処分は3年間になる。
またポグバが司法取引を求めた場合、世界ドーピング防止機構(WADA)の判決次第になるという。しかしその場合、イタリア反ドーピング機構との法廷闘争の可能性も考えられるなど、状況はさらに複雑化するようだ。現状では、ポグバ陣営が今回の結果にどう反応するかに委ねられていると伝えられた。
現状では、ポグバ陣営もユヴェントスも今回の検査結果について公式にはリアクションを起こしていない。今後の展開に注目だ。
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