イングランド代表のガレス・サウスゲート監督と主将ハリー・ケインは、デンマーク代表戦のピッチコンディションに苦言を呈した。
EURO2024の優勝候補の一角として、大きな期待を集めていたイングランド。開幕戦はセルビア相手に1-0と勝利を収めたが、何度もピンチを招いたことや選手起用に関して批判が集中することに。そうして迎えたデンマークとの一戦だが初戦と同じメンバーで臨むと、1-1の引き分けに終わっている。
再び低調なパフォーマンスに終わったことで、現地メディアやOBからも厳しい批判が相次ぐイングランド。サウスゲート監督は会見で「まず、パフォーマンスレベルについては言い訳できない。責任を取る必要がある」とパフォーマンスが上がらなかったことを認めた。その上で、試合会場となったヴァルトシュタディオンのピッチコンディションに苦言を呈した。
「先日ベルギーがこのスタジアムでプレーしたのを観ていたが(スロバキア戦)、ピッチが裂けているのに気づいた。私は(現役時代に)ディフェンダーだったが、このようなピッチでプレーすると足元が定まらないため、一瞬のミスでチームに被害が出るかもしれないと緊張してしまうんだ。だが最初に言ったように、パフォーマンスについてはそれ以上のことを考えないといけない」
また、主将ケインも『beIN Sports』で「難しいピッチだったし、プレーは簡単じゃなかった。スタジアムも暑く、ピッチも良くなかった。でもそれは相手も同じだし、言い訳にはならない」と語っている。
なお『The Athletic』によると、ヴァルトシュタディオンの芝が最後に張り替えられたのは11月であるという。試合後にはめくれた芝をスタッフが大量に集める姿が話題となっていた。