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元ドイツ代表主将ラーム氏がカタールW杯ボイコットの理由を説明「2022年にこのような状況は悲しい限り」

元ドイツ代表のフィリップ・ラーム氏は、カタール・ワールドカップをボイコットする理由を説明した。

今年11月に開幕を迎えるカタール・ワールドカップ。中東で初めての開催となる同大会は、従来とは異なり欧州シーズン中の冬季開催となるなど異例づくめ。さらに、移民労働者への人権問題や性的マイノリティへの対応など、大会前からさまざまな懸念が浮かび上がっている。

これを受け、エリック・カントナ氏をはじめ、一部の元選手たちがカタール・ワールドカップへ批判的な意見を述べる中、ドイツ代表主将として2014年にワールドカップトロフィーを掲げたラーム氏も以前から今大会への懸念を口にしていた。そして、この度フランス『レキップ』でその理由を説明した。

「テレビで大会を見ることになる。あのような小さな国の中に8つの最新のスタジアムがあるなんて、サステイナブルであるわけがない。それに、フットボールの雰囲気もあるはずがない。でも、もちろんドイツには決勝まで行ってほしい」

「まず最初に、人権の問題がある。今後スポーツイベントが開催される際、人権はもっと尊重されなければいけない。2つ目として、FIFAの初期評価によると、複数の国がより良い条件を提示していた。それにもかかわらず、カタールが招致に成功したという事実は、組織へのダメージを与えるものになった」

「このワールドカップにより、私たちは人権についてより話すようになった。しかし、軍事政権下にあったアルゼンチンでワールドカップが開催された1978年以降、人権は尊重されてきた。人権は無形の原理としてフランスやドイツ、他のヨーロッパの国で認められているが、残念ながらすべての国でそうなっているわけではない。2022年にこのような状況なのは悲しい限りだ」

「今、フットボール選手たちには人権やその権利の侵害についてもっと口に出すことが求められている。彼らが何も気づいていないなんてもう誰にも言うことはできないから、このようなことを期待することは当然だ」

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