元ペルージャ会長ルチアーノ・ガウッチ氏の長男、アレッサンドロ・ガウッチ氏が、ナポリのサッカーメディア『CalcioNapoli24 TV』の番組に出演し、過去のエピソードを明かした。
ペルージャは1998年夏、フランス・ワールドカップ(W杯)で活躍した元日本代表MF中田英寿氏を獲得したほか、元韓国代表のアン・ジョンファンや元中国代表の馬明宇など、アジア人選手を補強のターゲットに据えた。当時、ペルージャの幹部を務めていたガウッチ会長の息子アレッサンドロ氏は、中田氏らの獲得の背景を明かした。
「東アジアの選手をイタリアへ連れてきた時、我々は少し宇宙人であるかのように見られていたよ。我々のペルージャは、イランやエクアドルなどあまりメジャーではなかった70カ国から選手を獲得したが、すべては私のアイディアから生まれた。当時のスポーツディレクター(SD)たちは、決まった国ばかりしかチェックしていなかったが、私は、あまり主流ではない国にも強い選手がいるはずだと考え、知られざる世界への旅を始めることを決断したんだ」
「あの頃は現在のようなテクノロジーがなく、ビデオカセットを使用していたのでよく見えないことも頻繁にあった。そんな中で選手を評価するのは非常に難しかった。それでもおかげで、ナカタやアン(ジョンファン)、(ラフマン)レザイー、(ジシス)ヴリーザスら才能ある多くの選手を発掘することができた。とにかく強い選手を獲得することが重要だった」
だが世界各国の逸材を探し求めていたアレッサンドロ氏はその後、方針の転換を余儀なくされた。
「2002年W杯において、イタリアがまさに我々のアンのおかげで韓国に敗れて敗退した時、FIGC(イタリアサッカー連盟)がルールを変えてしまい、EU圏外出身の選手に規制をかけてしまった。(ランドン)ドノヴァンのような強力なアメリカ人選手も獲得しようとしていただけに、残念だった」


