バルセロナMFペドリが、自クラブが有しているプレー哲学を大いに誇っている。
イギリス『ガーディアン』とのインタビューに応じたペドリは、バルセロナの勝利だけでなくパフォーマンスにもこだわるプレー哲学について胸を張った。「勝利すれば満足する」クラブを比較対象としつつ、次のように語っている。
「いくつかのクラブは、どんなプレーであろうが勝利すれば満足する。バルセロナも勝利を望んでいるけれど、でもボールを使って良いプレーを見せ、チャンスをつくり出す哲学がある。僕はそういうフットボールの方が好きだ」
ペドリはまた、チャビ・エルナンデス監督の指導法についても言及した。
「チャビのアイデアはとても明確で、各選手がすべきことをしっかり把握している。インサイドハーフはライン間に位置しなければならないし、ボールは端からは端まで動かす必要がある。彼は現役時代に行っていたことを僕たちに植え付けようとしているんだ」
「インサイドハーフはポジションを維持しなくてはいけない。もしポジションがずれていたら、ボールを失ったときに必要な形でプレスを仕掛けることができなくなる。それとインサイドハーフは、相手ゴールの方に反転することも求められるね」
ペドリはその一方で、フットボール選手が機械的なプレーを繰り返すようになっていると、同スポーツ全体の流れに危機感をのぞかせる。そして少なくとも自分自身については、創造的なプレーを実践していくという意思を示した。
「フットボールは確実にロボット的になっている。でも、そうした規則性を打ち破ろうとする選手たちだって、まだ存在しているんだ。僕はいつもそうやってきたし、それがフットボーラーにできるベストプレーのはずだろう。楽しめるならば、より良いプレーが見せられるはずなんだよ」
なお、ペドリの「いくつかのクラブは、どんなプレーであろうが勝利すれば満足する」との発言については、バルセロナの宿敵レアル・マドリーに言及しているのではないかと、SNS上で賛否両論となっている。




