Pato Milan NapoliGetty

「イブラは内なる炎を秘めている。ダービーを決めるのはジルー」パトが古巣ミランに見解

元ミランFWのアレシャンドレ・パトが、19日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣について語った。

2008年1月から5年間にわたってミランでプレーし、スクデットやスーペルコッパのタイトルを獲得したパト。現在、MLSのオーランド・シティでプレーする32歳FWは、自身の古巣で活躍する若手FWラファエウ・レオンを応援している。

「彼とは、時々、連絡を取り合っている。才能のある選手だ。それに今のミランは、若手に対して我慢強い。(パオロ)マルディーニは選手に何が必要なのかを理解しているので頼もしい」

以下に続く

またブラジル人FWは、自身が所属した頃の黄金期のミランと現在のチームを比較した。

「僕がプレーしたミランは、カンピオーネ(王者)たちのチームだった。ラッキーだったよ。現在のチームは若く、これから這い上がっていかなければならない。だが、幹部たちがしっかりとしたチーム作りをしているので、良い将来が待っているはずだ。僕がいた頃とは違うが、ミランであることに変わりはない」

かつては、カルロ・アンチェロッティからバロンドールの受賞を予想されるなど、将来を嘱望されていたパト。だが度重なるケガにも悩まされ、思うような成績が残せないまま、ミラノを去った。

「高いレベルのチームでは、すぐさま結果が求められる。そして結果が出ないと批判にさらされる。僕は時間とともに、ミランにいることが重荷になっていることに気づいた。クラブは僕にできる限り多くを与えてくれたが、僕はケガにより成長を遂げることが難しくなっていた。過去の何かを変えられるなら、両親に僕と一緒にミラノにいて欲しかった。いてくれたら、僕の支えになっていたはずだ」

続いてパトは、元同僚の40歳FWズラタン・イブラヒモヴィッチに言及。「彼は重要な選手だ。内なる炎を秘めている。チームメートに刺激を与える存在でもある。だが現役を続けるかどうかは、彼自身のフィジカルの状態次第だろう」と述べた。

最後にブラジル人FWは、19日に行われるコッパ・イタリア準決勝のミラノダービーについても見解を示した。

「難しい試合だ。ミランはスクデットまであと少しだし、ここでつまずいてはならない。きっとミランなら勝てるはずだ。イタリア杯で勝利を収めることで新たなエネルギーを得ることもできるだろう。誰が試合を決めるか? (オリヴィエ)ジルーは勝負強いはずだ」

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