パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が17日、「スーパースター」と特集記事で注目した。
昨夏、シント=トロイデンからパルマに加入すると、昇格組でレギュラーの座を勝ち取ったザイオン。セリエAの若き逸材GKとして注目を浴びる中、16日のローマ戦でスーパーセーブを披露し、現地で賛辞を浴びている。
対戦相手の拠点ローマに本部を置くイタリア紙は、「スズキはローマ戦でスーパースターだった…これがパルマGKの夢だ」との見出しで特集。「パルマGKは、ローマに敗れた一戦において、51分の2度のセーブで際立った」などとつづり、スポットライトを当てた。
「今シーズンは、トップレベルのパフォーマンスと、やや説得力に欠けるパフォーマンスの波があった」とこれまでのパフォーマンスを振り返りつつ、「ザイオン・スズキは、間違いなく、パルマが敗れたローマ戦の主役の1人だった」と主張。マティアス・スーレやアナス・サラー・エディンのシュートを立て続けにブロックするなど際立った活躍を見せた16日のプレーを称えた。
さらに「彼の夢は、進化を続けて、彼のアイドルの1人であるトッテナムの(グリエルモ)ヴィカーリオのような実力のあるGKのレベルに近づくことだ」と紹介した。また「成長の余地のある現代的なGK」であり、プレミアリーグやブンデスリーガから熱視線を浴びていることにも言及。「次のメルカートの主役の1人となる準備をしている」とつづった。
同紙は、パルマ対ローマ戦の寸評においても、チーム内最高評価となる「7」をつけ、鈴木を称えている。「ポストをとらえてネットを揺らしたスーレの傑作には何もできることがなかった。だが、サラー・エディンに対しては奇跡だった。本物の奇跡だ。それから(ロレンツォ)ペッレグリーニに反射的だった」とコメントした。


