日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは16日、セリエA第4節でウディネーゼに逆転負けをし、地元紙『パルマ・トゥデイ』が分析した。
昇格組であるにもかかわらず、3年ぶりのセリエAでフィオレンティーナやミラン、ナポリを相手に善戦を見せたパルマ。前節で退場処分を受けたGK鈴木を欠く中、好調のウディネーゼをホームに迎えたが、2戦連続で今夏の補強の目玉が退場するアクシデントもあり、2-3と逆転負けを喫した。
パルマの地元紙は、前半2点のリードを奪っていながら、後半の逆転劇を許したことに皮肉を述べた。ウディネーゼ戦の採点で指揮官のファビオ・ペッキアに「5」をつけ、「もし試合が45分で終わるなら満点だったが、前半と後半があるのは残念だ。ウディネーゼにスコアを覆されてしまった」と指摘。「おそらく(デニス)マンを下げたのが早すぎたのだろう」と述べ、同点に追いつかれた直後の采配に疑問を呈した。
また、今夏、鈴木を上回る高額移籍金でパルマに加入した新戦力のマンデラ・ケイタが途中出場でデビューし、18分間で2度の警告を受けて退場したことに言及。「ケイタが彼(ペッキア)を裏切ったことで10人となり、重要な2点のリードを浪費した。何かを見直す必要があるだろう」と指摘した。さらにチーム内最低点の「4」の評価となったケイタ本人の寸評には「高価なパルマ補強の一品にとって、セリエAデビューは忘れるべきものになった」と綴っている。
なお、鈴木に代わってパルマのゴールを守った34歳GKレアンドロ・チチソラは、合格点に満たない「5.5」の採点で、「不運なセリエAデビュー戦だった」とのコメントを受けている。




