2024-09-16-parma(C)Getty images

セリエAサプライズ候補のパルマ、鈴木彩艶ら若手のミスにOB「粗削りの才能と若さが…」

パルマOBで元イタリア代表DFのロレンツォ・ミノッティ氏が26日、パルマ情報サイト『PARMAlive』のインタビューに応じ、ファビオ・ペッキア率いる古巣について語った。

昨シーズンにセリエB王者となり、3年ぶりとなるセリエAに臨んでいるパルマ。若手を主体とし、ここまで1勝2分2敗の成績だが、ミランを撃破するなど善戦を繰り広げ、今シーズンのサプライズ候補に浮上している。そんなペッキアのチームについて、かつてパルマでプレーした元イタリア代表DFのミノッティ氏が見解を示した。

「パルマは昨シーズンのプレーを見ていない者にとって、サプライズと言えるかもしれない。チームは、積極的で攻撃的なメンタリティを目指していて、昨シーズンと同じアイデンティティでセリエAに臨んでいる」

「ペッキアのチームの平均年齢がセリエAにおいて低い部類にあることも、称えるべきだろう。だがまさにこれが理由で、パルマはこれまで、戦いぶりに値する勝ち点を獲得できなかった。初めてセリエAに臨む若手が大部分で、経験不足からミスを犯しやすい。例えば、試合の大事な場面でカギとなる判断のミスがあった。自由なプレーがこのパルマの強みであるが、同時に粗削りの才能と若さによる軽率さがある種の場面で限界をもたらしている」

パルマOBは、若手新戦力の鈴木彩艶とマンデラ・ケイタがそれぞれナポリ戦とウディネーゼ戦の終盤に2枚目の警告で退場処分を受け、逆転負けの要因となったことを問われ、自身の考えを明かした。

「レッチェでも(2-2で引き分けた第5節のレッチェ戦)再び起こり得るところだった。レッチェが1-0でリードしている中、パルマは数的有利に立ったのに、冷静に辛抱強く、試合をコントロールすることができなかった」

「それどころか、許容できないカウンターを許し、(マッテオ)カンチェリエリの退場とレッチェの2点目という代償を払った。パルマはこうしたエピソードからヒントをつかみ、犯したミスを今後に生かしていかなければならない。もしこのパルマがシーズンの佳境で残留争いをすることになった場合、これほど若いチームはある種のプレッシャーをコントロールすることに苦労するだろうね」

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