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GK鈴木彩艶加入の昇格組パルマがミランを驚かすには?名将サッキ氏が古巣に見解

名将アッリゴ・サッキ氏が、23日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、24日にミランと対戦する昇格組のパルマに注目した。

かつて1985年にパルマの指揮官に就任すると、2年間でクラブをセリエC1からセリエAへと導いたサッキ氏。その後、ミランを率いて1998年にスクデットを獲得した名将が、古巣同士の対決を前に語った。

「この2クラブは、私に多くを与えてくれた。深く感謝している。パルマもミランも、美しいカルチョのDNAを持っているので、興味深い一戦になるだろう」

今夏、日本代表GK鈴木彩艶が加入したパルマは、フィオレンティーナとの開幕戦で格上を相手に1-1と引き分けたが、サッキ氏はファビオ・ペッキアのチームに可能性を感じている。

「セリエAに復帰したばかりのパルマがミランを驚かせられるか? リーグ戦の初戦を見たが、素晴らしい印象を受けた。確かにシュートミスが多かったが、ピッチを支配し、おそらく勝利にふさわしかった。ミラン戦は、さらなるテストの場になるだろう。(フィオレンティーナ戦のパフォーマンスを)繰り返す力を見せてほしい。その可能性はあると思っている」

「パルマの好きなところは若手で構成されているチームで、フレッシュさと熱意を重視しているところだ。2つ目はプレスを仕掛け、アグレッシブで、相手にプレーさせないようにする点、3つ目は選手個人が才能を持っていて、それぞれがその才能をチームのために生かしている点だ」

サッキ氏は、そのうえでパルマがミランを困難に陥れるために何をするべきかを説いた。

「前提として、ミランはトリノとの開幕戦で絶好調であるようには見えなかった。もしパルマがフィオレンティーナ戦と同じようにプレスをかけ続け、素早い攻撃を仕掛けられればミランにとっていくつか問題が生じるかもしれない」

「パルマが勇気をもって試合にアプローチすることを期待している。勇気を示せばペッキアの選手たちは、ミランに対して脅威となれるだろう。攻撃において、(デニス)マン、(アンジュ)ボニー、(ヴァレンティン)ミハイラのスピードを生かすことが、勝負のカギとなる。そしてゴール前において、より具体性を増す必要がある。セリエAでミスは許されない。それから重要なのは、ミランと対戦するからと言ってチームの特徴を失ってはならないということだ」

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