パリ五輪の女子サッカー競技では、3位決定戦のスペイン女子代表vsドイツ女子代表が9日に行われた。
なでしこジャパン(日本女子代表)と同居したグループCで3戦全勝の首位通過を果たしたスペインは、準々決勝でコロンビア女子代表をPK戦の末に下したが、続く準決勝ではブラジル女子代表に2-4で敗戦。対するドイツもグループBを2位通過し、準々決勝でカナダ女子代表をPK戦で破ったものの、準決勝でアメリカ女子代表に敗れて3位決定戦に回った。
銅メダルの可能性が懸かる一戦では、ややスペインがボールをキープしながらもドイツが多くのシュートを枠に飛ばす展開に。それでもスコアレスで折り返しを迎える。
スコアの均衡が破れたのは64分。ボックス内でGKコル・カタからファウルを受けたジュリア・グヴィンが自らPKを沈め、ドイツが先制点を奪取する。
そのまま試合が終わるかに思われた後半ATの99分に今度はスペインがPKを獲得したものの、キッカーを務めたアレクシア・プテジャスのシュートをGKアン=カトリン・ベルガーがセーブ。直後に0-1で試合終了を迎えた。
この結果、2023年女子ワールドカップを制してパリ五輪優勝候補にも挙げられていたスペインが初のメダルを逃した一方、ドイツが4大会ぶり4度目の銅メダルを獲得している。
パリ五輪の女子サッカーで残る試合は決勝のみ。銀メダル、そして金メダルの行方が決するブラジル女子代表とアメリカ女子代表の一戦は、日本時間10日24:00にキックオフ予定だ。
