パリ五輪に参加しているカナダ女子代表が、ドローンを使ってライバルチームのトレーニングセッションを盗撮したとして処分を受けることが決定した。『BBC』が伝えた。
東京オリンピックで金メダルを獲得したカナダがスキャンダルに揺れている。25日のグループステージ初戦でニュージーランドを2-1で下した同国だが、この試合前にスタッフがニュージーランドの練習をドローンで偵察していたことが発覚。2名のスタッフが追放され、チームを指揮するベブ・プリーストマン監督も初戦のベンチから外れることに。
そして26日、カナダサッカー協会(CSA)はプリーストマン監督の職務を停止し、チームから除外したことを発表。ニュージーランド戦に引き続き、第2戦以降もアシスタントコーチのアンディ・スペンス氏がチームを指揮することが決定した。
そんな中、FIFAはプリーストマン監督がカナダの五輪代表監督から解任された翌日に今回の制裁を発表。17万5,720ポンド(約3400万円)の罰金に加え、勝ち点6の剥奪とプリーストマン監督の1年間の出場停止処分を決定した。また、CSAの役員であるジョセフ・ロンバルディ氏とジャスミン・マンダー氏もまた、1年間の出場停止処分を受けることになった。FIFAは声明の中で、CSAが今回の原則に「違反」したと述べている。
