上海上港オスカル、年俸27億円とされる高待遇に満足「中国から離れるつもりはない」
2017年1月より中国リーグでプレーしている元ブラジル代表MFオスカルは、当面のところ欧州へと戻るつもりがない模様だ。
上海上港のオスカルはイギリス『ガーディアン』のインタビューで「ここには素晴らしいプロジェクトがある。中国から離れることを考えていない」と述べている。
「いつかはチェルシーに戻ってプレーしたいと思っている。若いうちにあのチームに加わったとき、まだプレミアリーグでブラジル人選手が今ほど信頼されていなかった。それから数シーズン、状況を変える力添えができたと思っているよ」
現在29歳のオスカルは2024年まで上海上港と契約を結んでいるとされる。「このステップを経たらある程度、年をとっているかもしれない。それでもまだまだ衰える気配はないと自覚しているし、その後にチェルシーへと戻ってもまだ自分の居場所はあると思う」と将来的なロンドン帰還を示唆した。
「中国リーグは信じられないほどの財政状況なんだ。時にそれは選手側が拒否することさえ難しいぐらいのオファーが提示される。僕はブラジルの貧民街で育った。だから、お金を沢山稼いで家族を養いたいんだよ。それがフットボールプレーヤーとして自分がすべきことだと思っているし、仕事の成果だとも認識している」
「もちろんセレソンに戻りたい。それは自分にとって大きな夢であることは昔から変わらない。中国にいたらいくら万全の準備をしていても、そのハードルが高いということは承知しているけどね」
なお、記事ではオスカルが上海で週給45万ユーロ(約5400万円)を受け取っていると紹介した。これは年間のサラリーが約27億円にも達する額となる。同チームはアントワープで三好康児を指導していたクロアチア人指揮官イヴァン・レコ氏を、2021年1月より高待遇で引き抜いたことでも話題となった。
2017年1月、当時25歳というこれからキャリアの本格化を迎える年齢でチェルシーから中国リーグへと新天地を求めたオスカル。昨年12月には中国離脱を熱望していた同胞フッキが、上海から去っていった。だがオスカル本人は中国リーグでの待遇に満足感を示しており、上海上港を退団するつもりはないようだ。
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