マルセイユのパブロ・ロンゴリア会長は、アドリアン・ラビオとジョナサン・ロウの問題について口を開いた。
昨シーズンにリーグ・アン2位となり、3季ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得したマルセイユ。今夏に積極的な補強を敢行したチームには大きな期待が寄せられていた。しかし、15日の開幕戦で敵地でレンヌと対戦し、前半から数的不利の相手を攻め立てるも最後まで得点を奪えず、さらに終盤には得点を奪われて0-1で敗れた。
すると、この試合後にマルセイユのロッカールーム内では問題が発生。ラビオがロウのプレーに苦言を呈し、その後両選手による罵り合い、さらに暴力行為を含む喧嘩にまで発展し、ロベルト・デ・ゼルビ監督やスタッフが止めに入る事態になっていた。
これを受け、マルセイユは19日に声明を発表してラビオとロウを「受け入れられない振る舞い」により、ファーストチームから外し、今夏の移籍市場で放出することを発表した。
ロンゴリア会長は『AFP』のインタビューで今回の件について「事態は極めて深刻で、極めて暴力的で、私がこれまでに遭遇したことのないものだった。フットボールクラブ、いかなる組織内で受け入れられるものをはるかに超えてしまっていたから、私たちは決断を下さなければならなかった」と話し、以下に続けた。
「私はロッカールームにはいなかったが、信じられないものであり、暴力的で、攻撃的で、限界を超えていたとスタッフが話してくれた。私たちみんながロッカールームでこのようなことを見たことがなかったと言うだけの十分な経験があると思う。最悪の殴り合いでさえも(暗黙の)ルールがあるものだ。しかし、今回はそうではなかった」


