ドイツの五輪代表チームを率いるシュテファン・クンツ監督が、クラブや選手の一部のオリンピックを軽視する姿勢に苦言を呈している。同国『dpa通信』がコメントを紹介した。
DFB(ドイツサッカー連盟)は当初、22人の招集が許されるもののGK3人を含む19人で東京五輪のサッカー大会に臨むことを発表。その後、U-21ユーロ(EURO)を制したU-21ドイツ代表の中心的選手の1人であるMFニクラス・ドルシュはアウクスブルク移籍が決まったため、ハンブルガーSVのDFジョシャ・ヴァグノマンは負傷のため離脱。2人の代わりにフランクフルトFWラグナル・アチェ、フライブルクDFケヴェン・シュロッタ―ベックが追加招集されていた。
しかし、12日にはU-21代表DFイスマイル・ヤコブスが派遣を容認していたケルンからのモナコ行きが決定。出発当日にまたもメンバーが抜けるも、DFBは公式ウェブサイト上の声明ではこの移籍により「ドイツのチームは18名となった」と伝え、ヤコブスの代わりの追加招集はなし。3人のGKを含む合計18人のメンバーが日本へ向かうことになった。
その現状についてクンツ監督は「我々は1月に100人の名前が載ったリストを作成しなければならなかった。リストの1人1人に電話した。この18人が残ったということだ」と不満な様子。「行きたがらなかった選手も何人かいたが、いくつかのクラブはサポートについてハッキリと伝えてくれなかった。これは好ましいメッセージとは言えないと思う。おそらくスカッドメンバーの空きが埋まらない競技なんてほかに存在しないだろう」とも苦言を呈している。
なお、ドイツの五輪代表は和歌山市でのキャンプを経て17日にU-24ホンジュラス代表とテストマッチを行う予定。22日にはリオデジャネイロ五輪の決勝でも対戦したU-24ブラジル代表との初戦が待っている。
