U-24日本代表を率いる森保一監督は5日、U-24メキシコ代表との東京オリンピック(五輪)2020・3位決定戦に向けた前日会見に出席した。
東京五輪に開催国として臨んでいる日本は、グループAを全勝で首位通過して準決勝のU-24ニュージーランド代表戦もPK戦の末に勝利したが、準決勝でもU-24スペイン代表と延長戦までもつれ込む死闘を演じた末に0-1で敗戦。6日の3位決定戦に回ることとなった。
対戦相手は、U-24ブラジル代表とPK戦までに及ぶ激闘を演じて敗れたメキシコだ。日本はメキシコとはグループA第2節でも対戦しており、その際は2-1で勝利していた。
会見に出席した森保監督はメキシコを「世界のサッカーの強国だと認識しています」と称賛。A代表も含めればワールドカップで決勝トーナメント進出の常連であり、五輪においても2012年に優勝を果たしたことを指摘しつつ、日本サッカーが発展するうえで目標にしてきた国だからこそ成果を示すための試合だと強調した。
「我々もメキシコのように世界のトップグループに入っていけるように…。メキシコのサッカーは我々日本にとっても非常に参考にするところが多いと思いますので、彼らから多くのことを学び、我々が世界に追いつき追い越せというところ、実現に向けていきたいと思っています」
また、3位決定戦は勝利した方が銅メダルを手にできる一戦だが、それを成し遂げれば日本にとっては53年ぶりの史上最高成績タイとなる。数奇なことに以前に銅メダルを獲得した大会は1968年のメキシコ五輪であり、その時の3位決定戦の相手は開催国のメキシコだった。
森保監督は「過去の歴史を踏まえても銅メダルを争ったことがあるというところは彼らにとってのモチベーションになると思いますし、今回のオリンピックについてもグループステージで既に我々が勝っているというところにおいても、彼らが悔しさをバネにモチベーションに変えてくるというところは、想像できるかなと思っています」と警戒を強める。その準備段階では、疲労回復に焦点を当てていることを明かした。
「まずチームとして銅メダルをつかみ取るという強い気持ちを持って、試合に臨みたいと思います。そして、これまでのオリンピック、直近のスペイン戦での戦いの中で選手たちはかなり蓄積疲労があると思いますが、少しでも心身ともにリフレッシュしてもらい、これまで同様チーム一丸となって最後まで粘り強く戦い抜くということを、表現してほしいなと思っています」
タフな大会の最終戦となるメキシコ戦。森保監督が「中2日の6試合目ということでかなり消耗戦になると思いますし、銅メダルへの気持ちが強い方が試合に勝つのではないかと思っています」と意気込む一戦は、6日の20:00に埼玉スタジアム2002でキックオフを迎える。
