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U-24日本代表DF吉田麻也「宏樹と『ベルギー戦のようなカウンターはないぞ』と話していたが…」

U-24日本代表DF吉田麻也が、U-24スペイン戦後に試合を振り返り、メダル獲得への気持ちを語った。

日本は3日、東京五輪サッカー男子準決勝でスペインと対戦。ボール支配力のあるスペインに対して日本は速攻から好機を狙う展開になると、GK谷晃生の好守連発もあって0-0のまま延長戦へ。しかし延長後半、115分にマルコ・アセンシオに見事なシュートを決められて失点。そのまま敗れ、初の決勝進出と金メダルの夢はついえた。

試合後、吉田は「まだ倒れるわけにはいかないと思っています。次勝って、メダリストで終わりたいです」と切り替えて銅メダルを目指す姿勢を示し、良い試合を演じたことについて触れられると、「オリンピックだけでなく、ワールドカップもそうですけど、いい試合をした後、美化されて終わるのではなくて、結果を出して終わりたいです。そこに尽きます」と、最後に“結果”を残して終わることの重要性を強調した。

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また、失点した場面について、吉田は「(酒井)宏樹ともね、残り5分、10分くらい、『ベルギー戦みたいなカウンターはないぞ』という話はしていたんですけど。まあ、やはり個で剥がされてしまった。そこで剥がされてもカバーし続けていくのを徹底していたんですけど、最後のワンプレーだけ。この差が…伊達に(アセンシオは)レアル(・マドリー)でやっているだけある」とコメント。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)ラウンド16、後半アディショナルタイムで失点したベルギー戦同様、勝負どころでの強国の個の力を感じていた。

そして、6日に開催される3位決定戦のメキシコ戦に向けて、「次を勝たないと、結果としては同じになる。プロでやっている以上、結果が全てだと思いますし、結果を出してこそのプロだと思っているので、最後はメダリストとして笑って終わりたいなと思います」と語った吉田。53年ぶりのメダル獲得へ、最後まで主将としてチームを牽引する。

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