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なでしこジャパン、苦しみながらも東京オリンピック・決勝トーナメント進出! 高倉麻子監督「ここからは別の戦い」

なでしこジャパン(日本女子代表)を率いる高倉麻子監督が、決勝トーナメントに向けて意気込んだ。チリ女子代表戦後のフラッシュインタビューで語っている。

開催国として東京オリンピック(五輪)2020を戦うなでしこは、グループE初戦のカナダ女子代表戦を1-1で終えると、第2節ではイギリス女子代表に0-1で敗戦。最終節を前にして勝ち点1の3位とあわや敗退というところまで追い込まれた。

そして迎えた運命の最終節チリ戦ではなでしこが主導権を握ったもののなかなか得点を奪うことができず。負ければ敗退、勝てば決勝T進出確定という中で、試合は後半までスコアレスでもつれたが、途中出場の田中美南が77分に決勝点を奪取して1-0の勝利を飾った。

高倉監督は以下のように試合を振り返っている。

「前半から良い形を作れたがなかなかゴールを割ることができなかったので…。でもとにかく焦れずに貫き通して、我慢しながらの勝ち点3になったと思います」

また、交代の意図も明かした。

「とにかく点が欲しいという交代でしたが、全体的なバランスもありますし、それでも攻撃的なところで良いところを出していこうと考えて交代しました」

グループステージで大いに苦しみながらも決勝Tに駒を進めたなでしこ。高倉監督は一発勝負のトーナメントに向けて闘志を燃やしている。

「今日勝ったことで色んな迷いが飛ぶと思うので、またここからは別の戦いになりますし、一発勝負なので。十分相手を研究しつつ、自分たちのサッカーというものに対して、もう一度やり続けたいなと思います」

なお、なでしこはグループEを3位で通過。準々決勝では強豪スウェーデンと30日に対戦し、メダルも見えるベスト4進出を争う。

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