U-24日本代表の森保一監督が選手たちを称えている。U-24メキシコ代表との東京オリンピック(五輪)2020・3位決定戦後の会見で語った。
日本は6日、東京五輪の3位決定戦でメキシコと対戦して3-1で敗戦し、53年ぶりの銅メダルを手にすることは叶わず。前半早々にPKから失点を喫すると、ハーフタイムまでにFKからヘディングシュートを浴びて2失点目。後半に入ってもFKから失点し、一時は3点差をつけられた。
森保監督は試合後、「我々を応援してくださって、我々が勝つのを期待してくださったサポーター、国民の皆さんに喜んでもらえる結果を出せなくて残念に思います」と語りつつ、「両チーム、連戦の疲労から、やはり身体のキレという部分でなかなか出せない部分もありました」とも指摘。とはいえ、2失点を喫した後にチャンスを作る時間もあった選手たちを称えた。
「試合の入りのところでメキシコが良い形でPK、セットプレーでチャンスを掴んで、我々にとっては難しい戦いとなってしまった。最終的に勝てなかったので、今日は結果が一番だと思いますが、0-2になった後にそのまま流れをもっていかれるのではなくて、選手が疲労のある難しい中でも何とか踏ん張ってくれて試合を進めてくれたことは監督としては選手を評価してあげたい」
さらには、メキシコに3点目を許した後にも選手たちは得点を目指し、途中出場した三笘薫が78分に華麗な個人技から名手ギジェルモ・オチョアが守るゴールを破った。その点についても、選手たちを評価している。
「集中力が切れてチームがバラバラになることもあり得た中、0-3で終わるのではなく、選手たちがまたファイティングポーズを取ってくれて、最後まで粘り強く戦い抜くという、これまで今大会で選手たちが見せてくれたことを今日の試合でも見せてくれました」
続けてこの世代の選手たちが育成年代から東京五輪を意識して励んできたことに触れた森保監督は「頑張ってくれて成長してくれたというところをこれまで見させてもらい、幸せで充実した時間を過ごさせてもらいました」とも。結果は悔しいものになったが、その過程については手放しで称賛した。
「メダルには手が届きませんでしたが、今大会でメダルをかけて戦うというところまで選手たちに連れてきてもらったことを監督として感謝したいです。選手・スタッフがこれまでしてきた努力はメダルに値する価値があると私自身思っています」
大きな期待を背負いながら、日本サッカー史上最高位に並ぶまであと一歩及ばなかった東京五輪世代。この経験が財産となるか否かは、選手たちの今後の歩み次第だ。
