オリンピック女子サッカー競技は6日に決勝戦が行われ、スウェーデン代表とカナダ代表が対戦した。
酷暑を考慮し、急遽キックオフ時間が21:00、会場が横浜国際総合競技場に変更された女子の決勝。前回大会では決勝戦で涙をのんだものの、今大会でなでしこジャパンらを下して再び決勝戦に進んだスウェーデンと、直近2大会連続で銅メダルを獲得しているカナダ代表が激突した。
試合序盤はスウェーデンがやや優勢だったが、20分付近からカナダも相手ゴールに近づく場面を増やす。しかし、両者とも決定機に至る場面はなく、膠着した展開が続く。29分、スウェーデンはヤコブソンのヘッドが枠をとらえたが、カナダGKラビーがファインセーブで抑えた。
すると34分、圧力を強めていたスウェーデンが先制に成功する。敵陣でボールを奪って速攻をしかけると、最後はアスラニのクロスにブラックステニウスが合わせてネットを揺らした。大一番でスウェーデンがリードを手にし、前半を折り返す。
後半序盤は、ビハインドを背負うカナダが前に出てシュートチャンスを作る。対するスウェーデンも徐々に圧力を強めていき、積極的なプレスから速攻を狙っていく。カナダは64分、ボックス内でシンクレアが倒されるが、笛はならず。しかしVARオンフィールドレビューの結果、判定が覆ってPKに。これをフレミングが沈め、試合は振り出しに戻った。
追いついたカナダはその後も一気に攻勢に出て、スウェーデンゴールを脅かす。しかし追加点には至らず。スウェーデンは79付にロルフォがビッグチャンスを迎えたが、シュートを枠に飛ばせなかった。スウェーデンは89分にも決定機を手にしたが、シュートはゴールライン手前で弾かれる。両者の激闘は90分で決着つかず、延長戦に突入する。
消耗する中、両者とも延長戦では力を振り絞り、ゴール前を行き来するスピーディーな展開に。しかし、両DF陣が奮闘してボックス内への侵入を阻止し、シュートの場面では体を張った守備で自由にやらせない。スウェーデンは118分に決定機を迎えたが、またもゴールライン手前でクリアされる。結局延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦に委ねられる。
スウェーデンの先攻で始まったPK戦だが、1人目のキッカーであるアスラニがポストに当ててしまう。しかしスウェーデンGKリンダールが2人目をストップしてタイスコア、さらにカナダ3人目が失敗して逆転する。スウェーデン4人目はカナダGKラビーがセーブしたが、カナダ4人目をGKリンダールが再びストップ。だが、スウェーデン5人目の主将シガーが枠の上へ外してしまう。カナダは5人目が成功。サドンデスに突入する。
すると、スウェーデン6人目のキックをカナダGKラビーが完ぺきにセーブ。そしてカナダ6人目のグロッソが沈め、カナダがPK戦を3-2で制し、初の金メダルに輝いた。過去2大会連続銅メダルに終わっていたが、悲願を達成している。一方のスウェーデンは、2大会連続で決勝で涙を飲んだ。
■試合結果
スウェーデン 1(2)-(3)1 カナダ
■得点者
スウェーデン:ブラックステニウス(34分)
カナダ:フレミング(67分)
