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ラピノー&ロイド2発ずつでアメリカがオーストラリアを撃破! 銅メダルの獲得は初|東京オリンピック|女子サッカー

東京オリンピック(五輪)2020の女子サッカー競技は5日、3位決定戦のオーストラリア女子代表vsアメリカ女子代表が行われた。

3位決定戦では、準決勝にてスウェーデン女子代表に0-1で敗れたオーストラリア、カナダ女子代表に同じく0-1で敗れたアメリカが対戦。両国はグループGの第3節でも対戦しており、その際はスコアレスで引き分けていた。

試合は早い時間に動きを見せる。8分、アメリカの左CKの場面でメーガン・ラピノ―が右足でクロスを蹴り込むとそのままゴールイン。思わぬ形でアメリカが先制した。

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それでもオーストラリアが17分に反撃。スルーパスに反応したサム・カーがボックス左に抜け出すと、シュートはGKエードリアナ・フランチに触れられながらもネットを揺らした。

しかし、アメリカがこの同点弾に意気消沈することはなかった。21分、ボックス内で浮き球のボールに反応したのはラピノ―。右足のボレーシュートをネットに突き刺して再びリードを奪った。

さらに前半終了間際の46分、リンジー・ホランからのパスを受けたボックス左のカーリ・ロイドが素早く左足を振り抜く。GKティーガン・マイカの反応も及ばず、アメリカがリードを広げた。

後半に入ってもアメリカは攻撃の手を緩めない。オーストラリアが前がかりになったところ、51分にカウンターが炸裂。ボックス内に抜け出したロイドが右足でネットを揺らした。

とはいえ54分、カイア・サイモンのボックス手前右からのクロスにケイトリン・フォードが上手くマークを外して反応。頭で合わせて点差を縮めた。

ここから追いついていこうとするオーストラリアだったが、アメリカも受けに徹さずにカウンターを中心にチャンスを作っていく。それでもオーストラリアは、試合終了間際の90分には途中出場のエミリー・ギールニクがボックス手前中央から右足を振り抜いて1点差に詰め寄るが、追いつくことはできないまま試合終了の笛を聞くこととなった。

この結果、アメリカが銅メダルを手にした。前回大会はベスト8、それまでは3連覇し、2000年大会では銀メダルも手にしていたアメリカだが、銅メダルを獲得するのは初となる。

■試合結果
オーストラリア女子代表 3-4 アメリカ女子代表

■得点者
オーストラリア:サム・カー(17分)、ケイトリン・フォード(54分)、エミリー・ギールニク(90分)
アメリカ:メーガン・ラピノー(8分、21分)、カーリ・ロイド(45+1分、51分)

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