オフサイドに大幅なルール変更の可能性が浮上している。
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の導入により、オフサイドの判定がより緻密化している現在のサッカー界。時にはミリ単位でオフサイドがチェックされるジャッジにより、議論を巻き起こすこともあった。
そのような中で『デイリー・レコード』が、IFAB(国際サッカー評議会)は現在、アーセン・ヴェンゲル氏の提案するオフサイドルールの導入について熟考していると報じた。
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アーセナルで22年間指揮を執った後、現在FIFAの国際サッカー発展部門責任者を務めるヴェンゲル氏は以前、身体の一部が最後から2番目の選手と少しでも重なっていればオンサイド、選手の身体全体が相手より前に出ている場合にのみオフサイドとなるルールを提案。
フォワードにもっと余裕を与え、ほんのわずかな差でゴールが無効になるのを減らすために、オフサイドルールを変えることを持ちかけていた。現行のルールでは、体の一部が少しでも出ていればオフサイドと判定されている。
IFABはヴェンゲルの提案を検討している最中で、この提案は、VARの導入以来生じている論争を根絶することを目的としているという。さらに、法律制定機関によって承認されれば、2024-25シーズンから施行される可能性があるとも伝えられた。