バイエルン・ミュンヘンは今夏、FWニック・ヴォルテマーデの獲得に苦戦しているようだ。シュトゥットガルトの幹部は現時点で交渉にも応じない構えを見せている。
U-21EURO開催中には、バイエルンがヴォルテマーデに関心を寄せているとの報道が浮上。すでに選手側とは個人合意に達しているとも伝えられ、FIFAクラブ・ワールドカップ後にバイエルンがシュトゥットガルトへオファーを提示するとみられていた。
『ビルト』や『スカイ』など複数のドイツメディアによれば、バイエルンの補強責任者マックス・エーバル取締役が実際に書面で正式オファーを提出。移籍金4000万ユーロ+ボーナス500万ユーロ(約68億8000万円+8億6000万円)を提示したものの、シュトゥットガルト側は即座にこれを拒否したという。
そんな中、シュトゥットガルトのアレクサンダー・ウェアレCEO(最高経営責任者)は改めてヴォルテマーデの残留方針を強調。『シュトゥットガルター・ツァイトゥング』によると、「我々は彼を手放すつもりはない。彼は来シーズンも我々の下でプレーするだろう」と語った。一方で、「バイエルンが本当に特別なことをしてきた場合には、我々もそれについて話し合うだけのプロ意識がある」とも述べている。
また同CEOは、これまでバイエルン側とは電話のみで話していたことも明かし、「通常なら直接会うものだが、私はこれまでそれを断固として拒否してきた」と説明。バイエルンの提示額は、シュトゥットガルト側が考える「本当に特別なこと」には程遠いことを示唆した。
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