ブラジル代表FWネイマールは、パリ・サンジェルマン(PSG)残留の可能性が高まっているようだ。
2017年に史上最高額でPSGに加わったネイマールは、公式戦173試合で118ゴール77アシストと目覚ましい活躍を見せ、4度のリーグ・アン制覇などに貢献してきた。しかし、度重なるケガやピッチ内外の振る舞いが度々話題になり、批判の対象とされることも増加していた。
そして5月には、不満を爆発させたPSGの一部ウルトラスがネイマール宅に押しかけ、家の前で「失せろ!」とブラジル代表FWの退団を要求。これで選手は退団を検討し、さらにクラブ側も放出を望んでいることが複数メディアで伝えられていた。
しかし、現在はネイマールが残留の可能性が高まっているという。フランス『レキップ』によると、3つの大きな理由があるようだ。
まず第一の理由として、キリアン・エンバペが契約を更新しないことを明言し、移籍金が発生する今夏に退団の可能性が浮上。すでにリオネル・メッシが契約満了をもって退団しており、PSGとしては同じ移籍市場で3トップ全員を失いたくないと考えているという。
2つ目の理由は、ルイス・エンリケ氏の新監督就任が濃厚になったこと。2014年から3年間バルセロナで共闘し、両者の関係は良好な模様。『レキップ』は「これだけが残留を保証するものではない」としつつ、残留を後押しする可能性はあるようだ。そして3つ目は、選手の希望が挙げられた。ネイマール自身は噂されたサウジアラビアへの移籍には興味がなく、パリでの生活に満足しているという。
『レキップ』は、PSGが先月にマンチェスター・ユナイテッドと交渉を行ったとし、さらにマンチェスター・Uがカタール資本に買収された場合にネイマールに関しての交渉が加速する可能性もあると指摘。しかし、現在は残留する可能性が高まっていると伝えている。


