現地時間13日、イングランド・プレミアリーグは第32節が行われ、ニューカッスルはホームのセントジェームズ・パークにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。
熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いの真っ只中にいるニューカッスルと、下位に低迷し来季の欧州カップ出場が絶望視されているユナイテッド。今季はクラブ史上初のカラバオカップ制覇を成し遂げるなど、資本力を武器に近年急成長を遂げているニューカッスル相手に、名門復活へ険しい道のりを歩むユナイテッドがどう挑むのか。
直近のUEFAヨーロッパリーグ、リヨン戦のパフォーマンスが非難を浴びたGKオナナはこの試合に帯同せず、代わりにバユンドゥルがプレミアリーグデビュー。左サイドバックには18歳のアマスを先発起用したユナイテッドに対し、立ち上がりからニューカッスルが押し込んでいく。
迎えた24分、中盤でボールを奪い返し、トリッピアーからのクサビのパスをペナルティーエリア手前で受けたイサクが浮いたトラップからエリア内右にボールを落とす。ここへ走り込んだトナーリが落ちてきたボールを右足ダイレクトボレーでゴール左へと叩き込み、攻勢のニューカッスルが先制する。
その後もニューカッスルがユナイテッドゴールを脅かし続け、34分にはリブラメントの左クロスをGKバユンドゥルがはじき、こぼれ球をイサクが押し込む。しかし、これもバユンドゥルが反応してはじき、こぼれ球はヨロがクリアした。
我慢の時間帯が続いていたユナイテッドだが、37分に反撃。ウガルテが中盤でボールを奪い返し、ダロトが右から中央に切り込んでペナルティーエリアエリア手前右にラストパス。走り込んだガルナチョがゴール左へと流し込み、ユナイテッドがカウンターを成功させて試合を振り出しに戻した。
1-1のまま迎えた後半も、ニューカッスルのペースで試合が進む。49分、左サイドで縦に仕掛けたリブラメントの折り返しがDFとGKの間を通ってファーポストに流れ、これをエリア内右に走り込んだマーフィーが折り返すと、最後はゴール前のバーンズが押し込んでニューカッスルが再び勝ち越しに成功する。
再びリードを許したユナイテッドは55分、ガルナチョ、アマス、そしてハムストリングを痛めたザークツィーを下げてマウント、ドルグ、ホイルンドを投入。勝負に出るが、次の1点はニューカッスルが手にする。
さらに64分、足を滑らせたマズラウィからボールを奪ったバーンズがそのままゴール前までドリブルで突進。右足で豪快にネットを揺らし、ニューカッスルが3-1とリードを広げた。
2点を追いかける格好となったユナイテッドだが、77分にもミスから失点を重ねる。GKバユンドゥルの浮き球パスをジョエリントンに頭でカットされ、これを受けたギマランイスがGKと1対1に。冷静に沈めたギマランイスがニューカッスルに4点目をもたらした。
勝利を確信したニューカッスルは、イサク、マーフィー、トリッピアーを下げてゴードン、カラム・ウィルソン、クラフトを投入。ユナイテッドもマズラウィ、ブルーノ・フェルナンデスを下げてショーとメイヌーを投入するが、試合の大勢は変わらず。
終盤はボールを回しながら試合をコントロールしたニューカッスルがホームで完勝。公式戦4連勝を飾り、4位の座をキープした。
■試合結果
ニューカッスル 4-1 マンチェスター・U
■得点者
ニューカッスル:トナーリ(24分)、バーンズ(49分、64分)、ギマランイス(77分)
マンチェスター・U:ガルナチョ(37分)




