現地時間4日、イングランド・プレミアリーグは第11節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地セント・ジェームズ・パークでニューカッスルと対戦した。
ミッドウィークのカラバオカップでは明暗分かれた両者。マンチェスター・ユナイテッドを下し準々決勝に進出したニューカッスルは、ユナイテッド戦でGK含め大きくターンオーバーを敷いていたこともあり、カラム・ウィルソン、アルミロンら本来の主力を先発で起用。一方、ウェストハムとのロンドンダービーに敗れたアーセナルは、サカ、マルティネッリ、ライスが先発復帰したほか、冨安が左サイドバックとして先発出場を果たした。
立ち上がりから球際で激しくぶつかり合うインテンシティの高い攻防が繰り広げられる中、機を見て冨安も攻撃参加を見せる。14分、高い位置でハヴェルツ、サカと共にプレスをかけ、冨安がボールを奪ってそのままシュートを放つも、これはDFに当たってCKへ。
27分には、エリア内左に飛び出した冨安にジョルジーニョが浮き球のパスを送るも、わずかにボールが長くなってしまう。
中盤での激しい攻防が続く中、37分にはライン際でロングスタッフに対してハヴェルツが遅れてタックルに行き、両チームの選手たちがヒートアップ。ハヴェルツにはイエローカードが提示された。
互いに無得点のまま迎えた後半、バーンを下げてリブラメントを投入したニューカッスルは、さらに63分にC・ウィルソンとアルミロンを下げてウィロックとマーフィーを投入する。
するとその直後、裏抜けしたジョエリントンのパスをエリア内右で受けたマーフィーが右足でシュートも、これは精度を欠きゴール左へと大きく外れる。しかし、流れたボールを諦めずに追って左のコーナーフラッグ付近で拾ったウィロックが右足でクロスを入れると、GKラヤが飛び出すも触れず、ガブリエウとジョエリントンが競ってこぼれたボールを最後はゴードンが押し込む。VARで様々な角度からチェックされたが、ゴールは認められニューカッスルが均衡を破った。
先制を許したアーセナルは、73分にホワイトを下げてジンチェンコを投入し、冨安が右に移ってジンチェンコが左に。さらに79分にはジョルジーニョとエンケティアを下げてトロサールとファビオ・ヴィエイラを投入して攻撃にテコを入れる。
1点を追うアーセナルが圧倒的にボールを保持してニューカッスルゴールへと迫るものの、ニューカッスルは自陣ゴール前を固めてアーセナルの攻撃をことごとく跳ね返していく。アディショナルタイムは8分と長めに取られ、ほぼワンサイドゲームのようにアーセナルが押し込む展開となるが、最後までニューカッスルのゴールネットを揺らすことはできず。逃げ切ったニューカッスルが公式戦2連勝を飾り、アーセナルはリーグ戦初黒星、公式戦2連敗を喫した。
■試合結果
ニューカッスル 1-0 アーセナル
■試合結果
ニューカッスル:ゴードン(64分)




