元オランダ代表FWクインシー・プロメスは、検察から9年の禁固刑を求刑されたようだ。オランダ『De Telegraaf』が伝えている。
アヤックスやセビージャでプレーし、オランダ代表としても50キャップを誇るプロメス。現在はロシアのスパルタク・モスクワでプレーしているが、1361kgのコカインを密輸した容疑で起訴されていた。
その裁判が24日にアムステルダムの裁判所で行われ、検察はプロメスが密輸組織の重要な役割を担っていたとして9年の禁固刑を求刑。しかし同選手は出廷しておらず、検察は裁判の中で「彼の不在により、成功したサッカー選手がどうして犯罪に加担したのかという質問への答えを得ることはできない。無責任であり、ロシアにいる自分自身をアンタッチャブルな存在であると考えているようだ」と言及している。
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一方で仮に有罪判決が出たとしても、プロメスはロシアでキャリアを続ける可能性も。オランダとロシアは犯罪者受け渡し条約を結んでおらず、オランダに帰国しなければ収監は免れる可能性があるという。さらに同選手は、ロシアのパスポート取得を検討するとも伝えられている。
なおプロメスは2020年、パーティーでいとこと言い争いの末に膝を刺し、18カ月の禁固刑を科されていた。