現地時間17日、EURO(ユーロ)2020はグループCの第2節が行われ、アムステルダム・アレナ(オランダ)でオランダとオーストリアが対戦した。
オランダはウクライナに3-2、オーストリアは北マケドニアに3-1と、ともに初戦を勝利で飾った両チーム。初戦を欠場したデ・リフトが最終ラインに復帰したオランダに対し、オーストリアは初戦でゴールを決めたアルナウトヴィッツが相手選手への侮辱行為で1試合の出場停止処分を受け、前線にはこちらも初戦でゴールを決めたグレゴリッチュが起用された。
立ち上がりこそオーストリアのボールポゼッションが目立ったものの、オランダも徐々にペースを取り戻していく。迎えた9分、自陣でボールを奪ったアラバだが、その後のボールタッチが大きくなり、これを奪ったダンフリースとエリア内ギリギリのところで接触。笛は吹かれなかったが、オンフィールドレビューの結果、アラバがエリア内でダンフリースの足を踏んでいたとしてオランダにPKが与えられる。このPKをデパイがゴール左へと沈め、オランダが幸先よく先制する。
先制したオランダが完全に主導権を握り、ボールを保持できないオーストリアは重心が後ろに下がってしまう。選手間の距離が遠く、縦パスやクサビのパスをことごとく狙われてオランダが優位に試合を進めていく。
40分には、ショートカウンターからの浮き球パスをエリア内右で受けたヴェグホストが、シュートも打てる体勢からダイレクトで折り返す。ここにフリーのデパイが走り込んでいたが、左足ボレーは上手く抑えることができず、ゴール上へと外してしまう。
1点ビハインドで後半を迎えたオーストリアは、前半よりも最終ラインを高く設定し、全体をコンパクトにすることでボールを保持できるようになったが、依然としてバイタルエリアを攻略できず、シュートチャンスを作ることができない。
60分、デパイの左CKをファーサイドのヴェグホストが頭で落とし、中央のデ・フライが頭で押し込むもGKバッハマンがファインセーブ。さらにこのこぼれ球をデ・リフトが押し込むもDFに当たってゴール左へと外れる。
追いつきたいオーストリアは62分、グレゴリッチュとライマーを下げてカライジッチとグリリッチュを投入。一方のオランダはブリント、ファン・アーンホルト、ヴェグホストを下げてヴィンダル、アケ、メイレンと一気に3枚替えを敢行する。
すると迎えた67分、デパイの浮き球パスにオフサイドぎりぎりで抜け出したメイレンがGKとの1対1でラストパス。並走していたダンフリースが難なく沈め、オランダが待望の追加点を挙げる。
2点を追う格好となったオーストリアは70分、バウムガルトナーに代えてラザロを投入。リードしているオランダはデ・ローンに代えて19歳のグラフェンベルフを投入する。
81分、ポジションを上げたアラバがミドルレンジから左足を振り抜くが、強烈なシュートはゴール右へとわずかに外れる。オーストリアにとってはようやく訪れた、決定機と呼べる場面だった。
82分にデパイを下げてルーク・デ・ヨングを投入し交代枠を使い切ったオランダに対し、オーストリアも84分にドラゴヴィッチとシュレーガーを下げてオニシヴォとリーンハルトを投入し交代枠を使い切って勝負に出る。
オーストリアは長身のカライジッチ目掛けてシンプルにクロスを入れようとするが、オランダの守備陣も簡単にはクロスを上げさせない。オランダはデ・リフトが足を痛めてしまい、交代枠を使い切っているため痛みを堪えながらのプレーを強いられる。
アディショナルタイムは4分取られたが、オーストリアは最後までオランダからゴールを奪うことは叶わず。完封したオランダが2連勝を飾り、16強進出を決めた。
■試合結果
オランダ 2-0 オーストリア
■得点者
オランダ:デパイ(11分PK)、ダンフリース(67分)
オーストリア:なし
