UEFAネーションズリーグは4日、各地でリーグAの試合が行われた。
グループ3のイングランドは、敵地でハンガリーと対戦。ケインやマグワイアといったこれまでの主力組に加え、初招集のボーエンやジャスティンと新たな選手も先発起用して臨んだイングランドは、序盤からボールを動かすもハンガリーの固い守備を前に効率的にチャンスを作れない時間が続く。
ゴールのほしいイングランドは、後半頭からジャスティンに代えてサカを投入して前へ出るが、それでもゴールは奪えない。すると64分、ボックス内でリース・ジェイムスが相手を倒してPKを献上。これをショボスライに決められ先制点を許した。ビハインドを背負ったイングランドはその後さらに攻勢を強めるものの、最後まで相手守備陣を攻略できず。0-1で黒星スタートとなった。
グループ3のもう1試合、EURO王者イタリアとドイツによる一戦は1-1の引き分けに終わった。
負傷の影響もあってフラッテージやスカマッカら経験の浅いメンバーを起用したイタリアに対し、ノイアーやミュラーら長年チームを支える主力選手を多数起用したドイツがボールを握り、試合を優勢に進める。
しかし70分、先制したのはイタリア。65分から出場したニョントが右サイドから鋭いクロスを送ると、ファーサイドにペッレグリーニが飛び込んだ。スイスで活躍する18歳が代表デビュー戦で早速アシストを記録し、先制点をもたらした。
劣勢となったドイツだったが、焦らず試合を進めると、すぐさま同点に追いつく。73分、ボックス内でハヴァーツが粘ると、ボールを拾ったホフマンがクロス。最後は混戦からキミッヒが押し込んだ。結局試合はこのまま終了。1-1で勝点を分け合っている。