ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督は、自身の将来についてヒントを残している。
今季セリエA開幕から圧倒的な強さを見せ、5試合を残して33年ぶりのスクデットを掲げたナポリ。第36節ではインテルをホームで撃破(3-1)し、これにより1シーズンでリーグ戦の対戦相手すべてに勝利を飾った。またチャンピオンズリーグ(CL)でも、クラブ史上初の準々決勝進出を果たすなど充実のシーズンを送っている。
そんなイタリアを席巻するナポリだが、スパレッティ監督の去就に大きな注目が集まっている。現行契約は今季限りで満了となり、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は延長オプションの行使を示唆。だが『コリエレ・デッラ・セーラ』などによると、指揮官と会長との関係が悪化しており、最悪の場合このまま決裂することになると伝えられていた。
そして渦中のスパレッティ監督は、インテル戦後に会見に出席。その場で自身の将来について問われ、ヒントを残している。
「すでに決まったことだし、毎日考えが変わるわけでもない。しばらく前から生じていた問題だ。朝から晩まで働いていると、ある考えが頭の中で熟成されがちだ」
「もし、彼らにふさわしいものをすべて提供できるという確信が持てないのであれば、よく考えてみることが正しいと思う。よく考えて結論を出し、それを貫く。これは突然表れたものではないんだ」
イタリアメディアでは、スパレッティ監督はヴィクター・オシムヘンやキム・ミンジェ、フヴィチャ・クヴァラツヘリアなど主力選手が相次いで売却された場合、レベルを維持できずにファンを失望させてしまうかもしれないと感じているという。今後の展開に注目だ。




