Goal.com
ライブ
Luciano Spalletti Napoli 2022-23Getty

ナポリのスパレッティ、指揮官受難の地フランキで暴行被害? 問題のヴィオラサポ特定へ捜査

フィレンツェの公安総情報局(DIGOS)は29日、ナポリの指揮官ルチアーノ・スパレッティに対する暴行の可能性を踏まえ、フィオレンティーナのサポーターの特定へ捜査を開始した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

スパレッティ率いるナポリは28日、セリエA第3節においてフィオレンティーナと敵地で対戦。試合はスコアレスドローに終わったが、スパレッティとベンチ裏のヴィオラサポーターの間で一触即発の事態が発生した。

フィレンツェ郊外のチェルタルド出身のスパレッティは試合終了後、『DAZN』のインタビューにおいて、ホームの観客から絶え間なく侮辱的な言葉を浴びせられていたことを告白。「試合開始から終了まで侮辱が続いた。それも子どもたちのいる目の前で。信じられないほどのマナーの悪さだ。『お前の母親は…お前の母親は…』と(侮辱的な言葉を)言われ続けたが、私の母は90歳なんだ。かわいそうに」と憤った。

ネット上では、スパレッティとヴィオラのサポーターが口論に発展したシーンを収めた動画が出回っており、サポーターの1人はナポリ指揮官に対して平手打ちを見舞ったようにも見える。DIGOSは29日、フィオレンティーナの全面的な協力を受けて人物特定のための捜査を開始。さらに捜査の対象は、スパレッティをめがけてペットボトルを投げつけた別のサポーター(ボトルは命中せず、警備員の腕をかすめた)にも及ぶ可能性もある。

フランキは敵将にとって受難の地?

なお、フィレンツェのスタディオ・アルテミオ・フランキを巡る問題は、かねてより指摘されていた。ピッチと観客席の間にフェンスなどがない上、ベンチとの距離もかなり近い。このためスパレッティも証言したように、ベンチでは観客の発言がすべてはっきりと聞き取れてしまう。

フランキでは、ここ9年ほどにわたって敵将や時にはフィオレンティーナの指揮官に対する挑発行為が散見されており、宿敵ジャン・ピエロ・ガスペリーニやユヴェントス監督などがターゲットとなってきた。イタリア紙が指摘するように「フィレンツェの試合は敵将にとって心地よいとは言えない」ものだ。

なお、セリエAのスポーツ裁判所はフィオレンティーナ対ナポリについて“地域および宗教にまつわる差別的なチャント”が行われたとして、フィオレンティーナに1万500ユーロ(約150万円)の罰金を命じた。また、9月3日にはヴィオラサポーターが対抗心を燃やすユヴェントスとの対戦がフランキで開催予定。フィオレンティーナは、通常よりも警備員の数を増やして対応する見込みであることが伝えられている。

広告
0