今冬の移籍市場で、ミランからナポリに期限付き移籍したノア・オカフォーの変貌ぶりが話題となっている。
ナポリは今冬、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍を希望したフヴィチャ・クヴァラツヘリアを放出。代役としてアレハンドロ・ガルナチョらへ熱視線を送っていたが交渉は進まず、移籍期間最終日にミランで余剰要員となっていたオカフォーを獲得した。
イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、「ナポリの主力で、クオリティにおいて最強選手だったクヴァラ」の代役として「ミランで余ったオカフォーがやって来た…」と補強を疑問視。「人数的に必要だろうが、今回のセッションでナポリが弱体化することは明らかだ」などと皮肉を述べていた。
だが、そんなオカフォーが変貌を遂げた。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』は3日、「体重オーバーからコンテの下でトップコンディションに」と伝え、「コンテとのわずか1カ月で生まれ変わったように見える」と驚きを示している。
オカフォーは加入当初、懐疑的な視線が向けられていたが、SNSに「休みの日はない」と近況を投稿すると、イタリア紙は「スクデット争いをする(アントニオ)コンテのチームの熱狂の影響を受けたのか、スイス人選手は引き締まったフィジカルだ」とコメント。「これほど引き締まったフィジカルを見れば、ナポリの技術スタッフも満足したことだろう」と指摘した。
負傷明けで「数キロの体重オーバーで(スタディオ・ディエゴ・アルマンド)マラドーナに現れたスイス人に対し、ファンが面白がってかなり残酷なコメント」を残していたことを振り返りつつ、「コンテはまたしても、鉄の軍曹であることを示した」と述べ、新戦力への指揮官の影響力を評価した。
同紙はその上で、「(補強)リストの最後の名前」だったオカフォーのピッチでの活躍に期待。「指揮官は、リーグ戦のラストスパートへ向けて、ノアを含めて全員の力を必要としている」と締めくくった。元ミランFWを巡っては、イタリアメディア『メディアセット』も「コンテ効果が表れた。彼はサプライズの武器となるかもしれない」と注目した。
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