milan napoli(C)Getty Images

ミラン、優勝した07年以来のCL準決勝進出!レオン圧巻のドリブルから先制弾、熱狂のナポリホームでドロー

チャンピオンズリーグ(CL)は18日に準々決勝のセカンドレグが行われ、ナポリとミランが対戦した。

クラブ史上初の準々決勝を戦うナポリと、優勝した2006-07シーズン以来の準決勝進出を狙うミラン。イタリアを代表するクラブ同士による準々決勝は、ファーストレグをミランが1-0で先勝。そして18日、ナポリホームのセカンドレグが行われた。逆転を目指すナポリでは、負傷離脱が続いていたエースFWオシムヘンが先発復帰。ミランではレオンやジルー、好調ブラヒム・ディアスがスタメン入りしている。

試合開始前からスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナが凄まじい雰囲気に包まれる中、序盤に主導権を握ったのはホームのナポリ。適切なポゼッションとハイプレスでリズムを作り、6分にマリオ・ルイのFK、13分にカットインからポリターノと際どいシーンを作るなど、強烈な後押しを受けてミランを押し込んでいく。

しかし20分、ミランが一瞬の隙を突く。カウンターから左サイドを持ち運び、ボックス内でレオンが倒されてPKを獲得した。だが、ジルーのキックはGKメレトが完璧にストップ。ミランが先制の絶好機を逃したとともに、ナポリは絶体絶命のピンチを守護神のセーブでしのぎ、スタンドのボルテージはさらに一段と上がった。さらに28分、ハイプレスからジルーがボックス内で再び決定機を迎えたが、ここもGKメレトが立ちはだかった。大ピンチをしのいだナポリだったが、31分にポリターノが負傷し、その直後にもマリオ・ルイが自らボールを出してプレー続行不可能に。ロサーノとオリヴェラと交代するなど、アクシデントで2人を失うことになる。

すると43分、ミランが今度こそ先制に成功した。自陣深い位置でボールを拾ったレオンが自らドリブルで独走。相手を交わしながらボックス内まで侵入し、最後はジルーが流し込んだ。エースの衝撃的なドリブルと大ベテランの冷静なゴールで、ミランが大きなリードを奪った。ナポリはアディショナルタイムにオシムヘンがネットを揺らすも、直前のハンドでノーゴールに。前半はミランがリードして終了する。

1点を追うナポリは後半開始早々、クヴァラツヘリアが自らの突破から決定機を作る。58分には再びクヴァラツヘリアがドリブルから際どいシュートを放ったが、これも枠を外れた。早くゴールが欲しいナポリは、エンドンベレに代えてエルマスを投入。一方押し込まれるミランは、ブラヒム・ディアスに代えてメシアス、ジルーに代えてオリギをピッチに送った。

ビハインドの続くナポリは75分、ラスパドーリとエスティゴーアを投入し、交代カードを使い切って最後の勝負に出る。すると80分、ディ・ロレンツォのクロスがトモリの腕に当ってPKを獲得。しかし、クヴァラツヘリアのキックはGKメニャンのスーパーセーブに阻まれ、同点に追いつく絶好機を逃した。それでも後半アディショナルタイムには、オシムヘンが意地の同点弾をマーク。しかし残された時間は少なく、試合は1-1で終了している。

この結果、2試合合計2-1でミランが準決勝進出を決めた。ミランにとっては、優勝した2006-07シーズン以来のベスト4進出に。一方ナポリの挑戦は、準々決勝で幕を閉じた。

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