napoli juventus(C)Getty Images

王者ナポリ、大一番制し昨年9月以来のセリエA連勝達成!ユヴェントスは直近6試合で3敗目

セリエAは3日に第27節が行われ、ナポリとユヴェントスが対戦した。

成績不振から2度の指揮官交代を敢行するなど成績は安定せず、9位まで順位を落とした王者ナポリ。そして前半戦好調で優勝争いを繰り広げていたが、前節まで4試合勝利なし(2分け2敗)で首位インテルに12ポイント差をつけられたユヴェントス。悩める名門同士が、負けられない大一番に臨んだ。

試合は前半から緊迫した攻防が続く中、ユヴェントスがボールを握る時間を増やしていく。すると34分、鋭い縦パス2本から抜け出したボックス内にヴラホヴィッチがGKの位置を見てループシュートを狙う。しかし、ここは惜しくもポストに阻まれた。アウェイチームが主導権を握る。

しかし、先制したのはナポリだった。42分、右サイドからディ・ロレンツォ大きなクロスを送ると、一度はクリアされたものの、ボックス内で待っていたクヴァラツヘリアがダイレクトボレー。見事なシュートを突き刺した。ホームチームがリードを奪い、前半を折り返す。

後半序盤もユヴェントスが攻勢を仕掛けると、52分にはキエーザの突破からチャンスを作り、ボックス内フリーのヴラホヴィッチがフリーでシュートを放ったが枠の上へ。61分にもヴラホヴィッチに決定機が訪れたが、シュートはGKのファインセーブに阻まれた。ファイナルサードへ侵入する機会は増えていくものの、なかなか仕留めきれない展開が続く。

66分に3枚替えを行ったナポリは徐々にポゼッションの時間を増やし、試合の主導権を握る。苦しいユヴェントスは79分、今季ブレイクを果たしたユルティズらを投入して勝負に出る。

すると81分、ユヴェントスが試合を振り出しに戻す。キエーザが右サイドからパスを出してボックス内へ侵入すると、リターンパスを受けて右足を一閃。鋭いシュートがネットに突き刺さった。この試合で好プレーを連発していたイタリア代表FWの見事な一撃で、アウェイチームが追いついている。

しかし、追いつかれたナポリはすぐさま反撃。86分、オシムヘンがボックス内で足を踏まれたとして、VARレビューの結果PKを獲得する。エースのキックは一度GKシュチェスニーに阻まれたものの、こぼれ球をラスパドーリが押し込んだ。ホームチームが再び前に出る。

ファンの大歓声を浴びるナポリは、アタッカーを前線に並べるユヴェントスの猛攻に苦しんだが、ボックス内の必死の守備でなんとか凌ぐ。最後までリードを守りきり、2-1でユヴェントスを下した。

この結果、ナポリは昨年9月以来のセリエA連勝を達成。勝ち点を43まで伸ばし、7位まで浮上した。一方、ユヴェントスは直近6試合でわずか1勝のみ(2分け3敗)と調子を落とし、勝ち点57のままに。インテルとの差「12」を縮められず、逆に3位ミランとは1ポイント差となった。

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