José Mourinho Roma Atalanta 07012024Getty Images

ローマ解任モウリーニョ、ナポリ会長と今週に面談か…一方でサウジアラビア行きの可能性は消滅

ジョゼ・モウリーニョ監督がナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長と今週中に面談する予定だ。イギリス『ザ・タイムズ』が伝えた。

2021年からローマを率いたモウリーニョ監督。1年目にクラブに初のヨーロッパのタイトルであるカンファレンスリーグ優勝をもたらし、昨シーズンにはヨーロッパリーグ決勝進出に導いた同指揮官だが、鬼門である3年目の今シーズンにチーム状況が上向かない中、16日にクラブは解任を決断した。

チェルシーやインテル、レアル・マドリーで数々のトロフィーを獲得したモウリーニョ監督は無所属になったものの、すぐさま新天地を見つけられる可能性がある。『ザ・タイムズ』によると、同指揮官はナポリのデ・ラウレンティス会長と今週に面談することが予想されている。60歳の指揮官自身もイタリアでキャリアを続行することに前向きで、ローマよりも財政面や戦力面で整ったクラブで仕事をしたいと考えているようだ。

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モウリーニョ監督が就任する可能性の浮上するナポリは、昨シーズンに33年ぶりにセリエA優勝を成し遂げたものの、今シーズンは低迷。ルチアーノ・スパレッティ監督が昨夏に退任した後、リュディ・ガルシア監督が就任するも、昨年11月に解任されて現在ワルテル・マッツァーリ監督がチームを指揮する。しかし、同指揮官の下でも公式戦12試合で5勝(1分け6敗)のみと浮上のきっかけをつかめず、リーグ9位に沈む。

なお、ローマを解任されたモウリーニョ監督に対してはサウジアラビア行きの可能性も浮上していたが、中東行きは現時点で実現しそうにない。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は『X』で「ジョゼ・モウリーニョはアル・シャバブと契約せず、交渉を進める意思もない。モウリーニョはキャリアにとって最善の選択をするために次のクラブやプロジェクトに関する決断を下すのに急いではいない」と伝えた。

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