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20230430 Luciano Spalletti(C)Getty Images

「日本サッカーは進化。戦える選手が何人も」ナポリが日本人選手を狙う背景を伊紙が分析

今夏の補強において、日本人選手の獲得を検討しているセリエA覇者ナポリについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が特集記事で分析を行った。

今シーズンのセリエAで圧倒的な実力を示し、33年ぶり3度目となるスクデットを手にしたナポリ。来シーズンへ向けて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が日本や韓国の選手への関心を示す中、イタリア紙は11日、「東洋のナポリ…クボ(久保建英)やイ(ガンイン)、イトウ(伊藤洋輝)にイタクラ(板倉滉)。デ・ラウレンティスは新たなキム(ミンジェ)を探している」との見出しで特集記事を掲載した。

昨夏に獲得した韓国代表DFキム・ミンジェが大ブレイクを果たし、スクデットの立役者の1人となった。韓国人DFは、今夏の契約解除条項が設定されていることから、マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性も囁かれているが、イタリア紙は「映画プロデューサー(デ・ラウレンティス会長)は、まさに今シーズンのキムのナポリ加入に納得し、東アジアサッカーのマーケットに対する関心をますます強めている」と指摘。ナポリがさらなる東アジア出身選手の補強の準備を進めていることに注目している。

イタリア紙は、セリエA覇者が日本や韓国の選手を狙う背景として、「ナポリ会長のような注意深い実業家が見逃さない2つの理由がある」と主張。1つ目に「選手たちが勤勉であり、非常に高い規律意識を持っていることから、チームへの適応が容易である」点を挙げた。2つ目には「取引がいっそう魅力的に映るようなスポンサーが選手についてくる」点を指摘している。

「ヨーロッパのビッグクラブに対抗するために、常に新たな資源を求めるデ・ラウレンティス会長は、韓国や日本から将来性のある選手を獲得することで、マーケットにおける注目も集める意図がある」ようだ。

かつて1994-95シーズンにジェノアに所属し、セリエA初の日本人選手となったFW三浦知良の移籍の裏にも、ビジネス目的の背景があった。「みんなはカズヨシ・ミウラを覚えているだろうか? イタリアでプレーした初の日本人選手は、母国のスポンサーに支えられており、ジェノアにとってうまい話だった」。だが、イタリア紙は現在の状況が「あの時とは異なる」ことを強調。「日本サッカーは進化を遂げた。したがって戦える選手が何人もいる」と述べ、ナポリの獲得候補に上がる久保や伊藤、板倉や鎌田大地らのように、技術面においても魅力的な選手が多いことに注目した。果たして今夏、1年ぶりにセリエAへ日本人選手が戻ってくるのか、今後の動向は目が離せない。

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