2010年から4年間にわたって、アルベルト・ザッケローニ指揮下の日本代表でフィジカルコーチを務めたエウジェニオ・アルバレッラ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ナポリが日本人選手の獲得を目指す背景を解説した。
今シーズン、ディエゴ・マラドーナ氏を擁した1989-90シーズン以来33年ぶり3度目のスクデットを制したナポリ。早くも来シーズンへ向けて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が日本や韓国の選手への関心を示し、補強の噂が囁かれる中、イタリア紙は11日、「東洋のナポリ…クボ(久保建英)やイ(ガンイン)、イトウ(伊藤洋輝)にイタクラ(板倉滉)。デ・ラウレンティスは新たなキム(ミンジェ)を探している」との見出しで特集記事を掲載した。
ナポリ出身のアルバレッラ氏は、今シーズンのセリエAにおけるキムの大ブレイクにより、韓国とともに注目を浴びている日本の選手について解説した。
「あの国は非常に現代的であるが、伝統を大事にしており、義務や完璧主義に対する際立った感覚がある。準備におけるサムライたちの正確さを見ればわかるだろう。しっかりとやろうという意識があるので、彼らはサッカーを学校に導入した。そして現在、技術力の高い選手たちの世代が育ち、ドイツやイングランド、ベルギーでプレーするようになった」
「そこでさらに経験や知識を身に着け、日本代表に還元している。近年、ユニバーシアードで日本代表が2度、金メダルを獲得しているのは偶然ではない。それにあの地域では、“僕らが”という発想で考える。チームスポーツに取り組むうえで、重要なことと言えるだろう」
■日本と韓国は似ていても中国は異なる
アルバレッラ氏は、日本と韓国の間でこうした文化に大きな違いはないと考える一方、同じ東アジアでも中国ではエゴが強いため、補強のターゲットを日本と韓国の選手にするべきであると指摘する。
「文化的、行動的側面に関して、韓国も似ていると言えるが、中国はよりエゴが強く、異なると言えるだろう。したがって、あの地域(日本と韓国)の選手を獲得すれば、当たり補強になる可能性がある。さらに代表クラスの日本人選手となれば、背後にはヨーロッパへ大きな関心を抱く企業もあるはずであり、ヨーロッパのクラブにとって、さらに興味深い取引となり得るだろう」


