Fabio CannavaroGetty

06年受賞者のカンナヴァーロが考える今年のバロンドールは?「マン・Cでもスペイン代表でも…」

2006年のバロンドール受賞者であるファビオ・カンナヴァーロ氏がイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』などのインタビューに応じ、今年のバロンドールの行方やスクデット争いなどを予想した。

イタリア代表主将として2006年ドイツ・ワールドカップを制覇した経験を持つカンナヴァーロ氏。10日にトレントで行われたイベント「フェスティバル・デロ・スポルト2024」に出席すると、まず今夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から自身の古巣でもあるレアル・マドリーへ移籍したキリアン・エンバペについて問われ、自身の考えを示した。

「最初の数カ月は常に難しいものだ、周囲にビッグネームの選手たちがたくさんいると、最終的に全員を満足させることは簡単ではないしね。だがカルロ(アンチェロッティ)には、この状況をマネージメントできる経験があるはずだ。まだ始まったばかりである上、チームの選手たちも賢いので、きっと監督を助けてくれるはずだ」

また、2024年のバロンドールも予想。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが21年ぶりに両者ともノミネートされたなかった今回のバロンドールだが、カンナヴァーロ氏は「マンチェスター・シティでのシーズンを見ても、スペイン代表での成績を見ても、ロドリだろう。私は彼が優勢だと考える」と明言している

続いてカンナヴァーロ氏は、今シーズンのスクデット争いも予想。自身の古巣であるユヴェントスやナポリの優勝の可能性を分析した。

「私がプレーしたもう1チームのインテルも候補だ。トップチームや組織の力を見ると、間違いなくスクデット争いで優勢だ。指揮官が交代したばかりのユーヴェは、若いチームで素晴らしい野心がある。何年も優勝していないので、大きなプレッシャーになるだろう」

「ナポリは昨シーズン、多くの問題を抱えたが、今シーズンは偉大な勝者のメンタリティを持つ指揮官を招聘し、重要な補強を行った。その上でアントニオは、昨シーズンに埋もれていたチームの価値を引き出し始めている。カップ戦に出場しないことはメリットだと思う。試合へ向けてより良い準備ができ、ケガ人も減る。そして1つの目標に集中できる。みんなが共通の目標を目指すことが重要だ。シーズン中は波もあるだろうが、目標を共有することで目標にたどり着くことが可能になる」

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