明治安田J1リーグは2日に第4節が行われ、名古屋グランパスとFC町田ゼルビアが対戦した。
今季は開幕から3試合連続複数失点で1分け2敗と苦しむ名古屋。一方、町田も開幕3試合ともに1点差ながら1勝2敗と勝ち点を伸ばせず。上位進出のためにも勝利がほしいチーム同士が、豊田スタジアムで激突した。
試合は早い時間に動く。13分、DFラインの背後を取った相馬勇紀がダイレクトでクロスを送ると、ボックス内に飛び込んだのは西村拓真。新加入アタッカーの今季2ゴール目で、町田が先制に成功する。
いきなり追いかける展開となった名古屋だが、すぐさま反撃。ボックスやや遠い位置でFKを得ると、短いパスを繋いでからボックス内へ浮き球を送り、椎橋慧也が難しい体勢から折り返す。これに飛び込んだのは佐藤瑶大。新天地での初先発&初ゴールで、ホームチームが試合を振り出しに戻した。試合は同点のまま前半を折り返す。
後半序盤は町田が積極的に仕掛け、相手ボックス内へ侵入してチャンスを作っていく。対する名古屋も58分、佐藤瑶大の振り向きざまのシュートがポストに直撃。60分付近からはさらに両チームゴールへと迫り、白熱の攻防が続いていく。
すると74分、町田が勝ち越しに成功する。左サイドの相馬勇紀を起点にチャンスを作ると、最後はシュートのこぼれ球を拾ったナ・サンホがネットに突き刺した。アウェイチームが前に出る。
再び追いかける展開となった名古屋は、77分にマテウスと浅野雄也を投入して勝負に出る。この交代でさらに圧力を強めて決定機を作っていくが、町田の粘り強い守備を崩せずなかなかゴールへと近づけない。
試合はこのまま終了。町田がリードを守りきり、2-1で名古屋を下した。町田はこれが今季2勝目に。一方の名古屋は、早くも3敗目。1分け3敗と勝利のない状況が続いている。
